毎日ヶ原新聞

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【社説】「日本海2・3号」が廃止へ

イメージ 1 ▲12月20日の4003レ「日本海3号」の牽引機はEF81-104。

イメージ 2 ▲最後尾は開放式B寝台車の1号車。

イメージ 3 ▲古川跨線橋をくぐって、終点青森駅はもうすぐそこ。

 20日、JR各社が来年3月のダイヤ改正の具体的な内容を発表しました。

 寝台特急「なは・あかつき」と寝台急行「銀河」の廃止とともに一往復が減らされると言われていた寝台特急「日本海」については、廃止になるのは「日本海2号」と「日本海3号」であることがわかりました。2号と3号はJR東日本持ちの編成ですから、JR東日本がまたも夜行列車に見切りをつけたということでしょうか。これで、「銀河」の廃止と合わせて、客車の開放式A寝台が完全に姿を消すことになります。

 寝台特急「日本海」、小さいときから親しみのある列車で、青森駅から比較的近い小学校にいた頃は、授業中の教室の窓から、休み時間の校庭から、朝に夕に通り過ぎていく「日本海」の姿を目にしてきましたし、旅行の折々に実際に乗る機会もありました。最近では、昨年秋に、「乗り納めかも」と思って「日本海2号」のA寝台に青森から大阪まで乗り、今月3日には、「廃止されるのは1・4号かも」と思って大奮発して「日本海1号」のA寝台個室に大阪から青森まで乗りました。近畿・北陸圏と東北圏を結んで、二往復ともがんばっていたかに見えた「日本海」ですが、一往復になってしまうのはとても残念です。一往復でも残っただけでもよしとしなければならないのかもしれませんが。

 昨日(20日)、その小学校の近くの踏み切りで待っていたら、たまたま「日本海3号」がやってきたので写真を撮りました。大阪からはるばる1000km以上を走りとおし、あと2分ほどで終点青森到着という場所での「日本海3号」の姿です。牽引機はなんと「トワイライトエクスプレス」仕様のEF81-104でした。突然現れたので写真はうまく撮れませんでしたが、見ていただければと思います。

 なお、21日付けの地元紙「東奥日報」によれば、「日本海2・3号」の廃止に伴い、ヒルネ区間だった青森-秋田間は、下りは特急「かもしか1号」の、上りは秋田行き普通列車の時刻を調整して対応するとのことで、新たな列車が設定されるわけではないようです。