毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

6月3日4002レ寝台特急「日本海」

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            ▲寝台特急「日本海」と青森ベイブリッジ。

 6月3日は、東京から「はやて23号」に乗り、八戸で23M特急「つがる23号」に乗り継いで青森へ戻ってきました。青森~八戸間は、いつもの帰省だと「白鳥」か「スーパー白鳥」に当たることが多いのですが、今回の帰省では何度か青森と東京を往復しているのに、「つがる」にばかり当たります。別に選んで乗っているわけでもないのにね。ちなみに、このとき八戸駅で隣のホームから出発していった18:13発久慈行き普通列車455Dはタラコ色のキハ40でしたよ~。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818223645.jpg 「つがる23号」八戸駅にて。

 「つがる23号」の青森到着は19:12、2番線の到着です。ドアが開いてホームへ降りると、目の前には長く青い車両が。おお!これは19:33発の4002レ寝台特急「日本海」ではありませんか!いまや一往復となってしまった「日本海」が、日が暮れてライトアップされた青森ベイブリッジをバックに発車を待っています。

 この日の牽引機は敦賀所属のEF81-48。午前中に下り「日本海」を牽いてやってきたのがそのまま折り返すようです。昔ながらのローズピンクがEF81にはやっぱりいちばんよく似合います。「敦」のプレートも差してあって、遠くへ行く列車なんだなということを感じさせてくれます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818223702.jpg この日の牽引はEF81-48。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818223714.jpg 「敦」プレートも。

 それにしても、ローズピンクのEF81に「日本海」のヘッドマークは実によく似合います。深い色合いでどちらかというと地味な印象のヘッドマークが、派手ではないローズピンクの車体にうまくマッチするのでしょうね。下りと上りをセットで牽引するからか、ヘッドマークは客車との連結面にも既に設置してあります。この日の朝08:34に4001レとして到着したときにはこちらの面が先頭に立っていたはずです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818223709.jpg いつ見てもホレボレ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818223720.jpg 連結面にもヘッドマーク。

 生き残った「日本海」の編成はJR東日本持ち。二日前に乗った「あけぼの」と同様、「盛アオ」の文字がうれしいです。青森駅で「大阪」の文字を見かけるチャンスはもう「日本海」だけになってしまいました。先日発表された今夏の臨時列車の中には急行「あおもり」の姿はありませんでした。日本海縦貫線は「日本海」の孤軍奮闘に期待せざるを得なくなってきたようです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818223657.jpg 青森からはるか大阪へ。

 青森から秋田まではヒルネ乗車ができます。特急「かもしか6号」が15:45に出てしまうと、青森と秋田方面をつなぐ優等列車は18:08発の「あけぼの」とこの「日本海」の2本の寝台特急しかなく、帰宅利用も含めて一定の需要があるように思います。しかし車内を見渡してみれば、青森発時点での乗車はかなり少ない感じです。6月の水曜日ですからそれもしかたのないことでしょう。車窓越しに車内の寝台を眺めていると、旅に出たくなってしまいます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818223651.jpg 寝台に誘われちゃう。

 「日本海」、一往復体制になってからはまだ乗っていません。今度の夏休みには乗ってみよう。夏の日の出の早い季節なら、上りの「日本海」に乗っていけば、直江津~魚津あたりでは日本海を見ることができるでしょう。下りでは日本海にお目にかかるのは難しそうですが、早朝の車窓に広がる深緑の矢立峠越えや、田んぼの向こうに広がる岩木山はきっと乗客の目を楽しませてくれることでしょう。

 まもなく、大阪行き寝台特急「日本海」が発車します。がんばれ、EF81-48。そして、よい夢を。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818223729.jpg まもなく発車。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818223724.jpg ▲「福島方」のランプが付けば発車です。