毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

黄砂も止んで……

 2007年4月1日、中国瀋陽。

 昨日空を黄色に染めた「沙塵暴(黄砂嵐)」も今日は止み、午後には太陽の光も射すようになりました。一方、日本や韓国では今日はひどい黄砂にみまわれたようです。これからたびたびやってくる沙塵暴のことを思うとうんざりします。髪の中はじゃりじゃりするし、目はしょぼしょぼするし。

 今日は、自宅近くの鉄道の鉄橋まで散歩に行ってきました。

 中国では鉄道写真を撮るのはなかなか厄介です。かつて軍が管理していた名残なのか、鉄道用地はむやみに近付いてはならぬ場所という雰囲気があり、駅のホームで先頭の機関車を撮りに行こうとしても駅員や鉄道警察に呼び止められることがあるし、鉄橋には今でも必ず24時間の歩哨(軍人ではなくて警察だと思いますが)が立っているし、ましてや鉄道沿線に出没してカメラを構えているのはアヤシイ人間以外のなにものでもありません。

 そんなわけで、今日は初めて鉄道沿線という場所に出てみましたが、ポジションも定められないまま、寒くてじっとしていられないということもあり、たいした写真も撮れずに帰ってきてしまいました。次回以降またがんばりますので、今日はこれでカンベンしてください。

 上の写真は、鉄橋にたどり着く前に南へ向けて駆け抜けていった貨物列車。ちょっと前に話題にした濃緑色の「東方4」型ディーゼル機関車が先頭でちょっとうれしかった。

 下の写真は、瀋陽市の南部を流れる渾河にかかる鉄橋をゆっくりと渡っていく貨物列車のシルエット(のつもり)。この部分には4本の鉄橋(上り2本、下り2本)が架かっているのですが、手前の2本は、1903年に当時東清鉄道を経営していたロシアが建設したもので、橋脚は当時のものがそのまま残って使われています。これについてはまた機会があればレポートしたいと思います。

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