毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

クルージング湯けむり号(謹賀新年!暖冬東北ぶらり旅;その21)

イメージ 2 ▲なつかしい「リゾートしらかみ」青池編成の顔のままの臨時快速「クルージング湯けむり号」。

 2017年1月2日、陸羽東線へ。

 ついに、十何年ぶりだか何十年ぶりだかわからないほど久しぶりに大曲~新庄間を走破し、14:48に新庄駅4番線ホームに到着しました。

 混み合っていた2440Mから乗客がどっと降り、山形新幹線のホームへと向かいます。もうUターンラッシュが始まって、新幹線ホームの方はだいぶ混雑しているようです。新幹線ホームに停まっているのは、15:17発の「つばさ150号」でしょう。蔵王の雪をモチーフにした白地に、山形の県鳥「おしどり」をモチーフにした深い紫色と県花「紅花」をモチーフにした黄色から赤色へのグラデーションの帯を巻いた、新塗装のE3系は、僕の目にはかなり新鮮です。

イメージ 1 ▲新庄15:17発の「つばさ150号」が停車中。新塗装のE3系。

 2440Mを降りると、列車前面の「新庄」と表示されていたLEDはもう「回送」に変わっていました。山形新幹線が乗り入れてから新庄駅を訪れるのは今回がまるで初めてで、駅の構造がまったく理解できていませんが、4番線は、隣の3番線と並んで、行き止まり構造になっていますね。3番線には、木の葉のイラストに「奥の細道」と文字をかぶせたマークが入ったキハ112-221が見えます。3番線は陸羽西線ホームなので、14:52に到着したばかりの酒田からの3132D快速「最上川」でしょうか。行き先表示幕は既に「ワンマン普通」になってますが。

イメージ 4 ▲秋田から到着した2440Mと酒田から到着した3132Dが肩を並べました。

 新庄駅のホームは珍しいH形をしていて、横手・余目方面から3、4番線ホームに到着すると行き止まりで、山形・古川方面から1、2番線ホームに到着すると、これもまた行き止まり。新庄駅を通り抜けられるのは5番線ホームだけという構造になっています。なんかおもしろい。新庄駅を境に軌道の幅が変わるのだから、当然と言えば当然ですが。

 さて、次に乗る列車は秋田から到着した4番線の同じホームの向かい側5番線から発車するようなので、乗り換えはラクです。今度乗るのは、15:00発の仙台行き9728D臨時快速「クルージング湯けむり号」。車両は、なんとなつかしい、かつて快速「リゾートしらかみ」の初代「青池」編成として走っていた車両ではないか!今は2両編成の「CRUISING TRAIN」として五能線を離れて活躍しているのですね。

イメージ 3 ▲発車案内では「臨時快速」とのみ表示。

 臨時快速「クルージング湯けむり号」は、週末を中心に運転される臨時快速「リゾートみのり」のスジを使って、12月29~31日と1月2~4日の年末年始6日間だけの運行。全車指定席の2両編成で、Uターン利用客の多いようで、車内はほぼ満席です。

 15:00ちょうどに定刻に新庄駅を出発し、しばらくは奥羽本線(山形新幹線)と並走します。陸羽東線側の線路にしかホームがない南新庄駅を通過してもう少し行くと、臨時快速「クルージング湯けむり号」は、上り勾配を上りながら左に大きくカーブし、奥羽本線から分かれ、針路を東に変えて、山深くへ分け入っていくのでした。。。

イメージ 5 ▲右へ分かれていく奥羽本線の線路。

イメージ 6 ▲奥羽本線を跨ぐ踏切を右に見て、このあと陸羽東線は左へ急カーブを描いていきます。