毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

Xライン、新津駅。(謹賀新年!暖冬東北ぶらり旅;その10)

イメージ 6 ▲夜明け前の新津駅で出発を待つ06:01発会津若松行き普通列車224D。

 2017年1月2日、四方向へ。

 新潟発長岡行き420Mは、05:17、定刻に新潟駅を発車し、越後石山、亀田、荻川、さつき野と停まって、05:36に新津に到着。朝帰りなのか夜勤明けなのか朝の早番出勤なのか、5、6人が下車し、420Mはすぐに発車していきました。115系電車の短い旅でした。

 新津駅で列車を降りるのは、いったいいつぶりだろう。記憶にあるのは、東京に住んでいたときに、年末に「青春18きっぷ」で帰省しようと思い立ち、快速「ムーンライトえちご」で新宿から新津まで乗り、羽越本線の乗継列車を待つ間、新津駅の待合室で年賀状を書いた、という覚えがありますねえ……

イメージ 1 ▲新津駅2番線に到着した長岡行き420M。5、6人ほどが下車。

 新津駅からは4方向に路線がのびているので、駅名標はさながらエックスの文字を描くようです。信越本線下り方面の隣駅がさつき野、上り方面隣駅が古津、羽越本線の次駅は京ヶ瀬、そして磐越西線へ入っていくと東新津です。JR西日本が、京都・大阪と近畿地方北部とを福知山駅を交点に結ぶ特急「こうのとり」「はまかぜ」「きのさき」「はしだて」「まいづる」で構成するネットワークを「北近畿ビッグXネットワーク」と呼んでいますが、新津駅の駅名標を眺めていると、交通の要衝である新津駅を交点とする「エックス・ライン」が構成されているように見えますよね。

イメージ 2 ▲新津駅は、信越本線、羽越本線、磐越西線を結ぶ交点となる、「エックス・ライン」の要衝駅。

 ところで、4番線には、気動車の2両編成が停車しています。06:01発の新津始発の会津若松行き普通列車224Dです。前方車両はタラコ色のキハ47-514、後方は気動車の「赤べぇ」塗装とでもいうのでしょうか、白地に赤帯と細い黒帯が入ったキハ47-517です。なんかこう、タラコ色の気動車がいると、ほっとするというか、汽車旅してるって気持ちになるっていうか、いいもんですね(笑)。

イメージ 7 ▲会津若松行き224Dの前方車両はタラコ色。

イメージ 5 ▲タラコ色はキハ47-514。素っ気ないサボもいい感じ。

イメージ 3 ▲こちらは後方車両。なんとなく「赤べぇ」塗装なのでしょうね?

イメージ 4 ▲車番はキハ47-517。500番台はトイレ付きの印。

 会津若松行き224Dの観察を終えて、4/5番線ホームから跨線橋を上ると、改札口があります。新津駅は、2003年にできたばかりの橋上駅舎で、まだずいぶん新しいような印象です。改札口横にはきれいで明るい待合室がありますが、この時間、列車を待っている人は一人ぐらいのようです。

 新津駅と言えば、昔、新津発青森行き普通列車833レというのがあって、一度は乗ってみたいものだと子供心に憧れていた記憶があるのですが、さて結局乗れたのかどうか、そこらへんは記憶があいまいです。新津を朝05:38に出発して、終点青森に到着するのは19:40でした。もしかすると、今回の汽車旅はその833レのあとをたどろうとするものなのかもしれません。

イメージ 8 ▲まだ新しくて明るい新津駅の橋上駅舎の改札口のあたり。