毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

羽田同時アプローチ(旅するニッポン、春たけなわ;その51)

イメージ 1 ▲陸地上空は雲多めなるも、奥の日本海上空は雲少なめ。中央奥に男鹿半島が見えます。

 2016年4月30日、一緒に着陸。

 15:20に青森空港を離陸したJAL146便の機窓からは、岩木山や津軽平野が手に取るようにはっきりと見えていましたが、秋田県上空に差しかかると雲が増え、地上が見えるのはところどころになってしまいました。それでも、離陸の8分後くらいからは、男鹿半島から秋田市にかけての美しくカーブを描く海岸線がよく見えました。

イメージ 2 ▲男鹿半島の付け根から土崎港にかけての美しい海岸線。

 順調な飛行を続けて最終の着陸態勢に入る頃、首都圏上空もこれまたたいへん良いお天気で、地上近くは少し霞んでいますが、まさに春爛漫の一日です。

 東京湾上空に出て、どんどん降下していくその方向は、羽田空港でいちばん新しいD滑走路のRWY23のようですが、右側に目をこらしてみると、このJAL146便とほぼ同じ高さを飛んでいる機影を発見。B滑走路RWY22への同時進入機です。こうして2機同時に着陸していけることで羽田空港は効率的な運用を実現しているのですね。向こうもJAL機のようですが、機材が何かまではわかりません。ワンワールド塗装を施しているようにも見えますが、どうかな?

イメージ 3 ▲東京湾上空に抜けると、同じぐらいの高さに平行して飛んでいる飛行機が!(見える?)

イメージ 4 ▲JAL機だというのはわかるけど、機首とかまではちょっと。

イメージ 5 ▲向こうは東京ゲートブリッジ上空を飛んでB滑走路RWY22へとおりていってます。

イメージ 6 ▲こちらは、穏やかな東京湾の西日の反射を受けながらRWY23へ。

 青森からのJAL146便は、16:19にRWY23に着陸し、10分近くタキシングして、16:28に5番ゲートにスポットイン。D滑走路からは番号の若いゲートの方が近いので、5番ゲートならまだマシ。これが23番ゲートとかだと更に数分かかってしまう。到着した機材は、折り返しで17:40発の那覇行きJAL923便に変わるようです。

 僕は、第1ターミナルの外に出ると、ターミナル間無料連絡バスで第2ターミナルへ移動し、18:00発の富山行きANA319便に乗り継ぎます。

 66番ゲートからの出発が、700番ゲートからバスでの搭乗に変更になり、17:40にバスに乗車。政府専用機の前を通って404番スポットへ移動。安倍総理はGWはどこへ外遊するんだったかな?

イメージ 7 ▲オープンスポットからの出発に変更になった富山行きANA319便。

 この日のANA319便の機材は、レジJA-70ANをつけたB737-800。28番K席に着席しましたが、機内は満席です。北陸新幹線もどの列車も満席になってるんでしょうなあ。

 18:04にドアクローズになりましたが、けっこう出発機の行列が長く、少し待たされて、18:21にRWY16Lから離陸。上昇しながら左へ急旋回して針路を北西へ向けます。

 雲と空の境目が茜色に変わり、それがゆっくりと群青色に変わっていく夕暮れの時の移りを眺めながら、ANA319便は飛行時間わずか43分で、富山空港RWY20に着陸しました。新幹線でも近くはなったが、飛行機だと、富山はやっぱり近い!

イメージ 8 ▲雲と空の境目が夕焼けに染まっていくのを眺めながらの富山フライト。