毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

立山そば(旅するニッポン、春たけなわ;その52)

イメージ 5 ▲富山駅の駅蕎麦と言えば、立山そば!!

 2016年5月1日、源だった!

 GW第一弾の青森富山行は、富山で一泊して、いったん東京の仕事へ戻ります。富山からは北陸新幹線で。

 最近飛行機利用が多いので、北陸本線から第三セクター転換された「あいの風とやま鉄道」にはあまり乗る機会がなかったですが、この日は、小杉19:32発の金沢始発富山行き普通列車483Mでまずは富山駅に出ます。

イメージ 1 ▲JR時代よりずっと洗練したイメージになりましたね、駅名標。

 小杉駅1番線ホームに入ってきた521系電車の顔を見て、おやっ?と思いました。なんか顔つきが違う。

 それもそのはず、この521系電車の塗装は「あいの風とやま鉄道」のではなく、「IRいしかわ鉄道」のもので、コーポレートカラーの空色で塗られた感じは「青い森鉄道」の青い森703系の顔つきを思い出させます。正面からの写真ではよくわかりませんが、「IRいしかわ鉄道」へ譲渡された521系は5編成あり、それぞれ別の色の細い帯が車側にいれられていて、この日の483Mはエンジ色の帯が入った第56編成(もとのJ21編成)でした。

イメージ 2 ▲小杉駅1番線ホームに到着した483Mは「IRいしかわ鉄道」の車両でした。

 483Mは、呉羽、富山と二駅を快走して、10分で終点富山駅の4番線に到着。ホームに降りて列車の正面にまわり、写真を撮ろうと思ったら、列車種別表示幕がくるくると回転中で、JR西日本仕様の表示をいくつか見ることができました。

イメージ 3 ▲終点富山駅4番線到着。列車種別表示幕が回転して「快速」表示になったところをパチリ。

 乗り継ぐ新幹線にはまだ20分以上あるので、新幹線乗換改札口は使わずに、在来線改札口からいったん外に出ます。在来線ホームも高架化されて、駅の南側と北側が通り抜けられるようになり、駅周辺はますます便利になりましたね。

 それに合わせて、おみやげなどの調達で旅行客にもありがたい商業施設も充実しました。富山駅から直結している「きときと市場 とやマルシェ」や、路面電車終点駅をはさんで駅西側の「クラルテ」など、おみやげから食事まで、新幹線高架下でひととおりは何でもそろいそうです。

イメージ 6 ▲あの「ますのすし」の「源」がやっている「立山そば」。

イメージ 4 ▲新幹線が通って東京がぐっと近くなっても、そばのつゆは薄くてやっぱり西日本。

 実は、新幹線に乗る前に晩ごはんを食べたいのですが、これらの施設の中に入っているレストランなどで20分ちょっとで食事をするのは難しい。そういえば、富山駅の中には立ち食い駅そばの「立山そば」があったはず……と思って探してみると、ありました。南口の駅前広場に面した一角に、おみやげショップと並んで「立山そば」の文字があるのを発見。「源」の文字も入っているということは、なんと「立山そば」は、「ますのすし」メーカーとして超有名な「源」の経営なんですね!

 「立山そば」の最大の特徴は、トッピングのかまぼこ。かまぼこは富山名物の一つですが、その「赤巻かまぼこ」を模したオレンジ色の縁取りにオレンジ色で「立山」の文字が入っています。花鰹で取ったダシの甘くて優しい西日本風の淡い色つゆで山菜そばをいただきまして、これで新幹線乗車準備完了。中央口改札から入場して、20:06発の「かがやき516号」を待つことといたします。

イメージ 7 ▲富山駅新幹線中央口改札。入って左の11/12番線ホームが長野東京方面行きです。