毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

今日来てもアスクル。(旅するニッポン、春たけなわ;その33)

イメージ 4 ▲三厩発青森行きの普通列車336D、津軽二股駅にて。

 2016年4月6日、いまべつ牛。

 奥津軽いまべつ駅を出ると、駅前ロータリーに弘南バスが停まっています。これは、奥津軽いまべつ駅開業に合わせて運行を始めたばかりの奥津軽いまべつ駅と津軽鉄道津軽中里駅を結ぶ新しい路線バスです。1日4往復運行されていて、次は14:00発の津軽中里駅行きですね。新幹線を使わずとも、このバスを利用して、津軽線、津軽鉄道、五能線、奥羽本線のローカル線めぐりができそうです。奥津軽いまべつ駅にはこのほかにも、三厩方面と平舘方面へ向かう今別町巡回バスも発着しています。

 さて、「道の駅いまべつ『半島ぷらざアスクル』」、ここにやってくるのはなんと2005年7月17日以来ほぼ11年ぶり!(そのときの記事はコチラ。)

イメージ 9 ▲リニューアルされた「アスクル」。「アスクル」だが今日来てみた。

イメージ 6 ▲「アスクル」の中はけっこうにぎわってましたよ。

 「アスクル」は、新幹線開業に合わせてリニューアルされ、今別町や津軽半島を紹介する展示コーナーや今別町・津軽半島の物産品販売コーナーがあって、奥津軽の観光拠点になりました。今回なんでここまでわざわざ来たかというと、「アスクル」内のレストランで「幻の黒毛和牛いまべつ牛」が食べられると聞いたからなのだ。しかし!こんなところには誰も来るまいと思っていたのは大きな間違いで、開業効果でアスクルはなかなかにぎわっていて、1日15食限定の「いまべつ牛ステーキ」はとっくに完売_| ̄|○。

イメージ 7 ▲ベタベタといろいろ貼ってある中に、津軽二股駅の時刻表と運賃表も。

 ところで「アスクル」、JR津軽線津軽二股駅のホームとつながっているので、なんとなく津軽二股駅の駅舎も兼ねたようなところがありまして、「アスクル」に入って右の壁には、いろいろポスターやらなんやらがベタベタと貼ってあり、さらに公衆電話なんかも置いてあって甚だわかりにくいのですが、津軽二股駅の時刻表と運賃表が置いてあります。1日5往復しか列車が来ないからこんなもんか。

イメージ 8 ▲新幹線奥津軽いまべつ駅を見上げるように津軽二股駅の案内板。

イメージ 2 ▲津軽二股駅ホーム。左の土手にかつて津軽今別駅へ行き来できた階段通路がそのまま残る。

イメージ 1 ▲津軽海峡と龍飛崎灯台をイメージしたイラストの駅名標。

 「アスクル」から続いているのが津軽二股駅のホーム。目の前には新幹線軌道の土手があり、土手の上の今は新幹線ホームになっている場所にはJR海峡線津軽今別駅があり、シェルター式の階段通路で二つの駅の間を行き来することができました。その階段通路は今もそのまま残っていますが、入り口は柵でふさがれて、今はとおることはできないようです。

 津軽二股駅へやってくる列車は1日5往復、そのうち4往復が蟹田~三厩間の運行で、1往復だけが青森と三厩を直通しています。

 そこへ、思いもかけず、列車がやってきたではありませんか!しかもこれは、1日1本しかない、13:05発の直通青森行き普通列車336Dではないかっ!「いまべつ牛」にはありつけなかったが、これはラッキー!車両は八戸色じゃなくて、五能線色の2両編成。いや~これは乗ってみたい!青森に着いたらこの車両はどうなるんだろ、と思って調べたら、青森着14:23のあと、14:44発の弘前行き662Dになるみたい。青森で21分しかないから、これは実質的に三厩発弘前行きの列車と考えていいんじゃないでしょうかね?

イメージ 3 ▲1日1本しかない三厩発青森行きの普通列車336Dが五能線色でやってきた。

イメージ 5 ▲奥津軽いまべつ駅の跨線橋通路の下をくぐって津軽二股駅を走り去る336D。