毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

阿蘇を見下ろす(何かと大荒れ冬休み;その17)

イメージ 6 ▲噴煙を上げる阿蘇山を見ながら、JAL1801便は上昇中。

 2015年2月13日、天候調査中。

 特急バス「やまびこ号」は12分ほど遅れて12:38に熊本空港に到着。これから乗るのは13:00発の羽田行きJAL1801便なので、チェックインカウンターへダッシュ!

 ところが!

 僕は羽田でJAL1207便に乗り継いで青森へ、相方はJAL521便に乗り継いで札幌新千歳へ向かうことになっているので、熊本でスルーチェックインをすることを念頭に置いていたのですが、「青森空港、新千歳空港、ともに天候調査のため、現在チェックインを停止しております」とのこと。がーーーん!なにそれーー?

イメージ 1 ▲熊本空港の滑走路前の芝生には「KUMAMOTO」の文字。芝生が青い季節ならもっと目立つはず。

 北の方の運航状況がわかり、スルーチェックインはできないことがわかったところで、搭乗口へダッシュ!バスを降りてからチェックインカウンターを経由して搭乗口まで、ほぼ立ち止まることなく駆け込み状態でJAL1801便の機内に入り、ドアクローズはバスを降りてわずか15分後の12:53。12:56にはもうプッシュバックが始まりました。

イメージ 2 ▲熊本空港RWY25エンド。香港空港の滑走路と同じ向きなんですね。

 時間の余裕がまったくなかったので機材の写真は撮れなかったのですが、この日はレジJA-8398をつけた古参のB767-300。僕の席は3番A席classJです。

 熊本空港の滑走路はRWY07/25で、香港空港と同じ向き。熊本空港は霧が出やすいため、青森空港と同様、CATⅢbが整備されています。

 そのRWY25エンドに入って、左側にターミナルビルを見ながら、13:05に離陸しました。阿蘇山におしりを向けて南西方向への離陸になりますが、離陸後すぐにほぼ真南に進路を変えて少し南下し、振り返ると後方に遠ざかっていく熊本空港を見ることができます。

イメージ 3 ▲ゆっくりと滑走路に入ります。左に見えているのは遅れて出発の羽田行きANA646便かも。

イメージ 4 ▲左にターミナルビルを見ながら13:05に離陸。

イメージ 5 ▲離陸直後に左旋回。後方に熊本空港の全景が見えます。

 左に大きく旋回しながら国見岳の北側で進路を北東方向にとり、あとはしばらくまっすぐ飛行。すると、機窓左側に、再び阿蘇山が見えてきます。ちぎれ雲がところどころに広がっているので、阿蘇山が吹き上げる真っ白い噴煙(というか蒸気というか)とごっちゃになって、うっかりすると見つけられなくなってしまいそうですが、よく見ると、地肌から噴煙が上がっているのがわかります。飛行機の運航には今は支障はないようですが、火口への立ち入り規制がかかるほどの状態はいつまで続くのでしょうか。

イメージ 7 ▲火口から噴き上がる噴煙。というか蒸気なのかしら?