毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

噴煙を上げる阿蘇山(何かと大荒れ冬休み;その16)

イメージ 4 ▲熊本空港へ向かう特急バス「やまびこ号」の車内から、噴煙を上げる阿蘇山が見えました。

 2015年2月13日、くじゅう連山も雪。

 ところが、10:40に「竹田温泉花水月」前バス停に来るはずの熊本行きのバス「やまびこ号」が、なかなか来ない。時刻表上ではバスは12:26に熊本空港に到着し、我々が乗る飛行機の出発時刻は13:00なので、遅れてもらってはこまるのですが……

 バス停には、「やまびこ号」利用客とおぼしき人が他にも数人集まってきて、「やまびこ号」が熊本と大分の都市間交流を担っていることが窺えますが、しかし、やがてやってきた「やまびこ号」の車内は特に混雑してはおらず、というか思っていたよりかなり空いていて、ちょっと拍子抜けしました。

イメージ 1 ▲「道の駅すごう」でトイレ休憩中の熊本行き「やまびこ号」。

 やっとやってきた「やまびこ号」は、「花水月」を出ると国道57号線をひた走り、JR玉来駅の北の「玉来」バス停を通って、その次が「道の駅すごう」バス停。ここで10分間のトイレ休憩が取られます。11:05分に着いたので、「すごう」発車は11:15。これでは10分遅れということになるので、僕としては休憩せずにどんどん走り続けてほしいのですが、なかなかそうはいかない。

 そこでせっかくなのでトイレついでに周りを見回してみると、北の方、くじゅう連山は稜線が雪で覆われ、真っ白。くじゅう連山の中心は標高1,787mの久住山などですが、九州とはいえ2月半ば、これだけ高い山ならば雪も積もるのでしょう。晴れ渡った空に白銀の雪が映えて、とてもきれいです。

イメージ 2 ▲「道の駅すごう」から眺めたくじゅう連山には冠雪が。

 11:10、「すごう」発車。10分遅れです。「やまびこ号」は「特急」ではありますが、「高速バス」ではなく、ひたすら一般道を走るので、渋滞はないものの、信号待ちはあるし、スピードは上がらないし、急ぎのむきにはなかなかくせものです(^^ゞ。

 宮地駅前バス停のあたりまでやってくると、左側に阿蘇山が見えてきます。昨年8月30日に小規模噴火が起き、それ以降、噴火警戒レベルが2に引き上げられて、阿蘇山ロープウェー運休、阿蘇山公園道路通行止めの措置がとられています。今も噴煙は上がっていて、バスの車中からもよく見えます。

イメージ 3 ▲さっきはくじゅう連山の冠雪、今度は阿蘇山の噴煙、どちらも白いが全然違う。

 宮地駅前バス停の次は阿蘇駅前バス停。阿蘇駅は国道57号線から北にちょっと入った場所にありますが、バスはしっかり駅舎の前まで入っていきます。そのおかげで、今まで阿蘇駅のホームしか見たことがなかった僕も、バスの車内からではありますが、阿蘇駅の駅舎を初めて見ることができました。

 それにしても、新しい駅舎ですね。開業当時から残る1918年(大正7年)建築の駅舎を2011年にリニューアルしたものだそうです。三角屋根が目印ですが、どうして全身真っ黒なんでしょうね?

イメージ 5 ▲「やまびこ号」は阿蘇駅の駅舎前まで入ってきます。