毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

ひなかざり(何かと大荒れ冬休み;その15)

イメージ 2 ▲「長湯」バス停。右の方へ道を下っていくと旅館が並ぶ芹川沿いに出ます。

 2015年2月14日、もうすぐひなまつり。

 長湯温泉にもっと長く滞在してのんびり過ごしたいところですが、その後の日程の関係で、今回は少し早めに発たなければなりません。

 帳場で会計を済ませ、玄関に下りると、土間には立派なひな壇。この季節にはこれまで訪れたことがなかったので、ここでひな壇を見るのは初めて。季節折々の工夫が感じられてうれしいですね。

イメージ 1 ▲上がりかまちの土間には立派なひな壇。そう言えばもうすぐひなまつり。

 玄関の戸をがらりと開けて外に出て、宿の主人に見送られながら「丸長旅館」を辞します。今回は入れなかった「丸長旅館」の隣にある公衆浴場「長生湯」の前を通り過ぎて坂を上っていけば、バス停です。これから乗るのは09:25発の竹田交通営業所行き。平日の朝なので通学客で多少は混んでいるかと思いきや、車内はガラガラ。雲一つない快晴の青空から降り注ぐぽかぽか陽気に、つい眠気が誘われてしまいます。

イメージ 3 ▲竹田市内行きのバスの車内はガラガラ。終点近くなって少し乗車がありましたが。

 前日来るときとは違って、このバスはいちばん本数の多い久住支所経由のバスなので、豊後竹田駅には前日よりも少し時間が余計にかかって、10:11の到着。再び岡城を模した城郭風の豊後竹田駅に戻ってきました。

 いつもならここからJRの列車に乗るところですが、今回は初の試み。駅前を流れている大野川に沿って県道8号線を東へ数分歩いて行くと、そこには竹田市観光ツーリズム協会と竹田市の公共の温泉「竹田温泉花水月」が一緒になった建物があり、この前のバス停から、熊本と大分を結ぶバス「やまびこ号」が発着しており、今回はこれに乗って熊本空港を目指すのです。

イメージ 5 ▲豊後竹田駅からすぐにある「竹田温泉花水月」兼「竹田市観光ツーリズム協会」。

 バスの時間は10:40。まだ少しあるので、「花水月」の中で休んでようかなと思ったのですが、残念ながら「花水月」がオープンするのは11時。うーん、残念。いかたがないので、その前のベンチに座ってバスを待ちます。

 いやーそれにしてもいい天気!大野川沿いの県道8号線は歩道が広めに整備され、川沿いの散策も楽しそう。「花水月」の隣は「西光寺」というお寺で、境内が広々としていて、このあたりはなかなか気持ちのよい場所です。ただ、川沿いに吹き抜ける風はさすがに冷たい。早くバスが来ないかなあ。

イメージ 4 ▲写真中央の「会々トンネル」を抜けて、バスがやってくるはず。