毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

今日の「亀ゼリー」。

イメージ 1 ▲久しぶりに食べました香港の「亀ゼリー」と「廿四味」というハーブティー。

 香港ではずしちゃいけないデザートと言えば「マンゴープリン」あたりを思いつくところですが、忘れちゃいけないのが「亀ゼリー」。

 この「亀ゼリー」については、コチラの記事で、2009年1月31日に食べたときのことをUPしておりまして、見ていただいた方もいらっしゃるかと思います。この「亀ゼリー」を昨日(6月27日)、久しぶりに食べましたので、改めてレポート。

イメージ 2 ▲「亀ゼリー」の老舗、銅鑼灣の「恭和堂」の店内。

 香港島一の繁華街銅鑼灣(コーズウエイベイ)は金曜日の夜ということもあって凄い人出で大混雑。その人混みをかき分けるように、ハッピーバレーへ向かうトラムが走るパーシバル・ストリート(Percival Street)を行くと、大きなネオンの看板があってすぐに見つかるのは「亀ゼリー」の老舗「恭和堂」。店先に黄金色の大甕があるので、これもまたインパクト大の目印です。

 僕がこの店に通い始めたのは1990年のこと。当時は亀仙人のような男性の店員さんばかりでしたが、亀仙人と雖も世代交代の波には勝てなかったのか(笑)、その後は女性や若手の店員さんに取って代わられました。おまけに、今回行ったら、容器などに入っているロゴマークなどのデザインも変わっていて、ちょっとオシャレになったんじゃないでしょうか?(^^)

イメージ 3 ▲容器に描かれるロゴマークとか、デザインが一新されましたね。

 広東語では「亀苓膏」というこの「亀ゼリー」は、何種類もの薬草を煎じたものと亀の甲羅エキスを混ぜてゼリーにしたもので、効用は「清熱解毒、清除血毒、防治暗瘡、滋潤養顔、滋陰補腎及調理臓腑、皮膚敏感、煙酒過多、多痰多塵、牙痛喉痛、痔瘡便秘、湿疹皮炎、防治感冒」などなど。

 注文すると「温かいのか冷たいのか」と尋ねられますが、僕はもっぱらホットです。ゼリーなのにホット?と思われるかもしれませんが、ホットがいいんです!(笑) たいへん苦いので、テーブルの上には砂糖や蜂蜜シロップも用意してありますが、そんなものは使わず、プレーンのままで食べるのがベスト。

 亀エキスを加えない薬草だけのハーブティーは「廿四味」といい、こちらは「亀ゼリー」よりもっと気軽に摂取できる健康飲料。苦さはどちらも同じくらいで、最初口の中に入れるとあまりの苦さに顔が歪みます。でも、食べ(飲み)終わると、胃腸の中がスッキリした感じがして、とってもヘルシーなんですよ!「恭和堂」の「亀ゼリー」はHK$48(=約627円)、「廿四味」はHK$11(=約144円)です。

イメージ 4 ▲「亀ゼリー」、ぷるんぷるんです!!