2011年お正月はニッポンで（その9；MD-90)
▲羽田空港国内線第1ターミナルで出発を待つ青森行きJAL1207便。バックにうっすら富士山が。
2010年12月23日、MD-90。
本当は、国内線第1ターミナルのレストラン街で食事をしたりお土産店で買い物をしたりしたかったんですけど、搭乗待合室の中へ直接入ってしまったので、搭乗待合室の中にあるお店で用事を済ませなければならなくなりました。もし買い物や食事などターミナルビルの制限区域ではないところに用がある人はJALスカイシャトルは利用せず、モノレールや京急線、無料連絡バスなどで移動したほうがよいでしょう。
さて、僕が乗るのは15:15発の青森行きJAL1207便です。北京からのCA181便の羽田到着が12:50で、乗換えに2時間25分あるというのは、ランチタイムも含めてちょうどよいです。到着時間が同じ12:50でも成田到着だと羽田発15:15のフライトにはおそらく間に合わないので、羽田で乗り継ぎが完結できるのは僕にとっては大きなメリットです。
このSKY、どこ行きかしら。
第1ターミナル北ウイングの端っこ、24番ゲートには、最近飛ぶ鳥を落とす勢いのスカイマークのB737-800がプッシュバックを待っています。14:50発の神戸行きSKY111便でしょうか、それとも14:30発の新千歳行きSKY717便でしょうか。スカイマークには1回しか乗ったことがないんですよねー。スカイマークは2月1日から名古屋～新千歳、茨城、羽田便を開設するとのことで、ますます勢いづいているようです。
僕の乗るJAL1207便のほうはというと、19番ゲートにちんまりと停まっております。機材はMD-90。ちょっと前までは羽田～青森便と言えばA300-600Rと決まっていたもんですが、JAL再生のための機材小型化の影響で、今や一日6便のうち4便はMD-90での運航になっています。
MD-90ももうすぐ退役か。
そんなこんなで搭乗が済み、青森行きJAL1207便は定刻出発です。北京からの長旅でおつかれなので（笑）、クラスJを奮発しております。僕のこの日の席は4K席。ホントはD滑走路からの離陸を体験したいのですが、北風卓越時の北行きフライトなので、これまでと変わり映えのしないRYW34Rからの離陸でした。まあこれはしかたないです。この日の茶菓は「紅茶アップルフィナンシェ」。ホットコーヒーとともにいただきながら雲上飛行を楽しみます。
クラスJはお菓子付き。
僕は青森空港はRWY06への着陸が多く、新千歳発便以外でのRWY24への進入はあまり覚えがないのですが、今回は僕にとっては珍しくRWY24への進入だったので新鮮でした。秋田方面から高度を下げながらおりてくると、雲の下に青森市街地が広がります。青森空港上空をパスして青森市街地を抜け（もし座席が左側だったら我が家が見えたかもしれません）、陸奥湾上空に出ます。右に浅虫温泉、夏泊半島を間近に見たところで大きく右旋回して再び青森市街上空へ戻り、東北新幹線の高架をまたぐように越えるとRWY24の滑走路です。着陸直前の低い高度での陸奥湾上空、青森市街上空なので、明かりがともり始めたふるさとの街並みがはっきりと見えてちょっと感激しました。思いもかけず陸奥湾の洋上飛行も楽しめて、北京発羽田経由青森行きの長い帰省の道のりが完了しました。
▲山形上空あたりでしょうか。雲に少ーしずつ夕焼け色が差してきました。