毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2011年お正月はニッポンで(その8;JALスカイシャトル)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144322.jpg ▲ジャル乗り継ぎ専用サービスはこのJALスカイシャトルに乗って。

 2010年12月23日、制限区域を行く。

 JALグループ便と提携航空会社の利用客を対象に、羽田空港国際線ターミナルと国内線第1ターミナル間の移動にJAL専用乗り継ぎバス「JALスカイシャトル」が運行されているというので乗ってみたくなり、誰もいなくて寂しいJALスカイシャトル待合室の小部屋に来ております。

 JALに乗り継ぐにはこのJALスカイシャトルを使わなければならないというわけではなく、普通にモノレールや京急線やターミナル連絡バスで移動してもまったくかまわないのですが、JALスカイシャトルは滑走路下のトンネルなど制限区域を走ってターミナルをダイレクトに結んでいるのが特徴です。

 しかし、JALスカイシャトルの運転間隔は10~20分おきとのことで、僕が待合室に行ったときはバスが出たばかりだったのか、かなり長時間待つことになりました。待てない人や急ぎの人はモノレールなどで移動したほうがいいかも。

 しばらくぼーっと待っていたらもう一人利用客がやってきて、待合室の中は二人になりました。するとまもなく、バスが1階に到着したというアナウンスが入ったので、エレベーターで1階に下りました。1階の車寄せは、おそらくJALスカイシャトルのためにわざわざ作ったのだろうと思われるスペースになっていて、かわいらしいバスが一台停まっていました。前面の行き先表示幕は「JAL国際線←→JAL国内線」と表示されています。国際線ターミナルからJALスカイシャトルに乗るためには、乗車時に国内線の搭乗券を見せる必要があります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144327.jpg 前面の行き先表示幕。

 車体が小さいので車内も狭く、シートは20席もあるでしょうか。でもこの日の利用客はたった2人ですから余裕です。このJALスカイシャトル、平均的な利用率はどのぐらいなのでしょうか。新国際線ターミナルのオープン前後の報道では、JALが発着する国内線第1ターミナルが新国際線ターミナルに近いという立地を活かして、JALは専用乗り継ぎバスを運行することになったが、途中の滑走路下の道路などは狭く、貨物コンテナも頻繁に通るので、渋滞になって却って所要時間が余計にかかるおそれもあるなどと、この専用乗り継ぎバスに懸念を表明する記事も見受けられましたが、そもそも2人ぐらいしか乗らないんじゃ懸念もなにも、ねえ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144331.jpg 車体デザインはいい感じ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144336.jpg 車内もこぢんまりしてます。

 さて、たった2人を乗せて、JALスカイシャトルは発車です。

 制限区域を走るので、沖止めの飛行機にバスで向かうようなイメージです。国際線ターミナルビルを離れてエプロンに出ると、さっき乗ってきたCA181便の折り返しになる13:50発の北京行きCA182便がプッシュバック中。その正面を横切るようにバスは走り、やがてRWY16R/34L下をくぐるトンネルへと入っていきます。けっこう長いトンネルです。

 トンネルを抜けるとぐるりと方向を転換し、第1ターミナルの21番ゲートのあたりの飛行機の足下をすり抜けて、バス到着ラウンジへと入ります。沖止めで到着した飛行機からの降機客がバスで到着するのと同じ場所に到着するので、バスを降りてそのまままっすぐ進めば託送荷物のターンテーブルを経て到着ロビーに出ることも可能のようですが、JALスカイシャトルの乗客はバス到着ラウンジに入ってすぐ右のエレベーターで2階へ上がるように案内されます。

 そのエレベーターで2階へ上がると、開いたドアの外はもう第1ターミナル2階の出発ロビー。14番ゲートに近くに出たと記憶してます。つまり、JALスカイシャトルに乗るために国際線ターミナルでセキュリティチェックを受けてしまうと、国内線ターミナルではセキュリティチェックの長い列に並ぶ必要がなく、体は直接出発ロビーの内側へと運ばれるというわけです。バスに乗るまではけっこう待たされましたが、その後のことを考えるとこれはやはり便利で楽ちん。これからもこのサービス、使っちゃうかも。国内線から国際線への乗り継ぎもやってみたいなあ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144340.jpg バスから見えたCA182便。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144344.jpgJALスカイシャトルはRWY16R/34Lの下をくぐるトンネルを抜けて国内線第1ターミナルへ。