毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2011年お正月はニッポンで(その7;乗り継ぎ)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144309.jpgJAL専用乗り継ぎバスの待合室。誰もいなくてちょっと寂しい。

 2010年12月23日、国際線から国内線へ。

 羽田空港国際線ターミナル4階「江戸小路」でのランチを断念した僕は、さっさと国内線へ乗り継ぐことにしました。

 東京から青森までは、12月4日に全線開業した東北新幹線「はやて」で行くことも考えましたが、一つ気になっていたことがあり、そちらを体験したかったので、この日は青森へは航空路を選びました。

 その気になっていたことというのは、羽田空港におけるJALの専用乗り継ぎサービスです。

 昨年10月の新国際線ターミナルのオープン時にもけっこうニュースなどで取り上げられていましたが、JALは新国際線ターミナルのオープンを機に、JALのHPによれば、「JALグループ便と提携航空会社をご利用のお客さまを対象に、ターミナル間の移動に「JAL専用乗り継ぎバス」を運行します。滑走路下のトンネルで国内線と国際線のターミナルをダイレクトに結び、ターミナル間をスムーズに移動できます。」という乗り継ぎサービスを始めたのです。これをちょっと体験してみたくなったというわけです。

 新国際線ターミナルの到着ロビーに出ると、右手奥にJALANAの国内線乗り継ぎカウンターがあり、ここで乗り継ぐ国内線フライトのチェックイン手続や託送荷物預けができます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144302.jpg 国内線乗継カウンター。

 ここで乗り継ぎ手続を済ませると、その右にある細い通路へ入っていきます。早朝の国際線到着客がシャワーを浴びて身繕いをしたり朝食をとったりできるJALアライバルラウンジの前を通り過ぎ、奥へ奥へと進むとセキュリティチェックがあります。X線を通ってさらに進むと、なにやら静まりかえった無人の小部屋にたどり着きました。「えっ、なにこれ?」とちょっと不安になります。その無人の小部屋が一枚目の写真です。小部屋にはベンチがいくつかとドリンクの自動販売機が一台、奥にエレベータのドアがあり、狭い喫煙ルームもあるだけ。どうすればいいのだろう。

 奥のエレベーターのドアの脇に案内板が出ています。読むと、「国内線第1ターミナル(JAL)行き連絡バスはこちらのエレベーターから1階へお進みください」「連絡バス到着のアナウンス後に1階へお進みください」「1階ドアは連絡バスが到着しないと開きません」などと書いてあります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144312.jpg 乗り継ぎのための案内板。

 なるほど、この小部屋で連絡バスの到着を待ち、連絡バスが1階に到着するとアナウンスがあるから、それからエレベーターに乗って下におりろということなんですね。これは初めてだとなかなか戸惑いますな。こういう案内をよく読まずにエレベーターに乗って下におりて、ドアが開かなくてパニックに陥る人もいるのではなかろうか。

 それにしても誰もいません。連絡バスは10~20分間隔で運行と書いてありますが、きっとバスが出たばかりなんでしょうね。僕は一人ぽつんとベンチに座って寂しく次のバスを待つことになりました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818144318.jpg ▲エレベーター脇にはいちおうフライト案内があり、第1・第2ターミナルの出発便が表示されてます。