宗谷岬でタコしゃぶplease!(その3;「あけぼの」到着)
▲定刻で終点青森に到着した寝台特急「あけぼの」。
2009年9月5日、青森駅5番線。
国鉄色583系が走り去って、青森5番線が空きました。次にここへやってくるのは09:56着の2021レ寝台特急「あけぼの」です。前回のダイヤ改正から上野の発車時刻が30分早まりましたが、青森の到着時刻は変わっていません。ひと晩走り続けたブルートレインがゆっくりと終着駅のホームに入ってきました。
上野からはるばる到着。
この日の「あけぼの」を長岡から牽引してきたのは、おなじみヒサシ付赤釜EF81-138。EF81の牽引が長岡~青森間になってからは牽引機関車のバリエーションは乏しくなりましたが、EF81の青森車が連日「あけぼの」牽引に活躍しています。
赤釜に映えるHM。
「青」のプレートが嬉しい。
「あけぼの」はあまりフル編成になることがないので、この日もいつもどおりの8両+カニ編成。乗車率はどうだったでしょうか。「あけぼの」の乗降がいちばん多いのはおそらく秋田県内各駅で、下りの場合は大館から弘前までで一夜を明かした乗客のほとんどが降りてしまいます。羽後本荘から青森まではヒルネ利用もありますが、青森駅での下車はぱらりぱらりという感じ。
「あけぼの」が到着すると、すぐに機関車の切り離し作業が行われます。連結器が開放されると機関車はまずちょっとだけ前に進んでいったん停止。それから間もなく、機関車だけが海の方へと去っていきます。そして機関車はそのまま海へドボン……となるわけはなく、やがていちばん外側の側線を走って戻ってきます。青森駅の朝のいつもの光景です。
おっと、僕はこんなにのんびりと「あけぼの」を見ている場合ではないのだった。「あけぼの」到着から僕が乗る「スーパー白鳥95号」の発車までわずか5分。うかうかしていると置いてきぼりを食らいます。急いで乗らなくっちゃ!
▲到着すると機関車はすぐに切り離されます。おや、この日は反対側にはHMがないですね。