宗谷岬でタコしゃぶplease！（その2；青森駅で583系）
▲なんの前触れもなく 青森駅3番線で「スーパー白鳥95号」を待とうと思っていたら思いがけずタラコ色のキハ48快速「深浦」に出会うことができ、さい先よい旅だなあと思うまもなく、今度は5番線に到着列車が入ってきました。この時間帯に5番線に到着する列車は次は寝台特急「あけぼの」のはずですが……
をををっっ！！ やってきたのは国鉄色の583系ではありませんかっ！！ みなさんのブログでは数々拝見しておりましたが、青森駅で現物を見るのは初めてだ。これがウワサのTDR団臨「わくわくドリーム号」ですかっ！
一瞬「 ちょっと待った。下り「わくわくドリーム号」の青森到着は12:56頃ではなかったか。それに「わくわくドリーム号」には絵柄ヘッドマークがあったはず。しかもこの時間帯に何回も青森駅に来たことがあるのに一度も出会ったことがない。今到着した583系のヘッドマークや行き先表示幕には「臨時」だけ表示されています。ということはこれはまったく別の団臨？？
このシェイプ、惚れ惚れ。
寝台はセットされてるよう。 とにかく、国鉄色の583系に出会えて、僕は感激です。折り戸になっているドア、ドア脇にある真四角の行き先表示幕、どれもなつかしく、6両という編成の短さを気にしなければ、「はつかり」「みちのく」「ゆうづる」「はくつる」の再臨かと目を疑ってしまいそうです。先頭6号車はクハネ583-5。ということは秋田車ですか。窓の中を覗いてみると、中段寝台が下りているようなので、寝台か「ゴロンとシート」かはわかりませんが、少なくとも乗客は横になって寝ながらの旅ができたようです。
雪がよくはさまる折り戸。
正方形の幕も 先頭車両から進行方向を眺めると、6両編成なのでホームが半分以上余っています。かつて青函連絡船があった頃は、上野発の583系がここに到着すると、大勢の乗客たちが争うようにこのホームを前へ前へと歩いて連絡船桟橋を目指したものです。今、ホームを前へと進む人はなく、先頭車より先のホームは閑散としています。
この先には桟橋があった。 最後尾1号車のほうを見てみましょう。こちらは4番線で09:57の発車を待っている2042M特急「かもしか2号」とちょうど並んでいます。「かもしか2号」も、塗装こそ変われ、伝統的な国鉄車両485系です。国鉄車両どうしの並びが見られてこれまたラッキー。「かもしか2号」も国鉄色だったらいいのに。
5番線には09:56に「あけぼの」が到着するので空けなければいけません。到着した臨時の583系がおさきに引き上げていきます。583系が出て行ってブルトレが到着し、そのあと485系が発車していく。こんなシーンが見られるなんて全国広しといえどもそんなにないのでは。いやあ、うれしいなあ、国鉄色583系にまで出会えるなんて、今回の旅は調子いいかも！
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