毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

太宰治生誕100周年記念トリップ(その7;奥津軽トレインアテンダント)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818224649.jpg ▲金木の一つ手前、嘉瀬駅。雪止めのついたトタン屋根が雪深い北国を思わせます。

 2009年9月3日、奥津軽トレインアテンダント

 前回、「太宰列車」の中には小説「津軽」の一節やイラストを手書きで書いたものがたくさん貼ってあることをご紹介しましたが、これらを手作りしたのは、津軽鉄道津軽トレインアテンダントのみなさん。

 奥津軽トレインアテンダントとは、青森県のHPによれば「奥津軽観光の魅力向上と機能強化を図ることを目的に、奥津軽のシンボルである津軽鉄道に、沿線も含めた広域的な観光PRや地域の特産品の紹介などを行うトレインアテンダント(客車乗務員)を設置することとし」て生まれた客室乗務員さん。たくさんの応募の中から選ばれた女性7名の奥津軽トレインアテンダントのみなさんは、5月18日に津軽鉄道に入社し、6月14日から正式に乗務を開始しています。

 奥津軽トレインアテンダントさんたちのブログ「奥津軽を行く津軽鉄道でお待ちしています」を拝見すると、車内で観光客のみなさんに親切丁寧明るく楽しく沿線情報を案内したり、沿線の見所、おいしいもの、イベントなどを意欲的に取材してブログなどを通じて紹介したり、七夕には七夕列車に浴衣で乗務したり、ねぷた祭り期間中にはねぷた祭りの衣装で乗務したり、すごい活躍ぶりです。

 今回僕が乗った5レに乗務していたのは葛西麗理さん。ブログでは「じょっぱり」あるいは「ヨコヅナ」というHNで登場しているようですが定かでない。ブログには「じょっぱり」「たがめ」「よこづな」「junjun」「コットン」「みっちょん」「はまなす」という7人のHNが登場するのですが、掲載されている写真を見ても誰が誰だかよくわからん。ブログにも7人のアテンダントのプロフィールを掲載していただきたいものです。

 【追記】その後、ブログ「奥津軽を行く津軽鉄道でお待ちしています」を見ていたら、とうとうこのときのアテンダントさんがどなたか判明しました。11月28日付の記事「寒い季節の強力な助っ人参上!!(笑)」に写真入りで登場しています。このアテンダントさんは「ヨコヅナ」さんでした!(12月3日記す)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818224655.jpg 津軽弁で親しげに。

 で、そのアテンダントの葛西さん、五所川原を発車するとまず車内放送で挨拶があり、そのあと車内を回りながら、乗客に気さくに声をかけたり、旅行者とおぼしき人には地図やパンフレットを配ったり丁寧に観光案内などをされていました。実に好印象であります。葛西さんはつがる市出身の地元っこということですので、地元の人が乗ってくると、もうすっかり顔なじみなのでしょう、乗ってきたおばあちゃんなんかとバリバリの津軽弁でしゃべってました。それもまた好印象だったりして(^^)。さすが津軽衆だじゃ!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818224701.jpg 5レ、芦野公園到着。

 そんなこんなで5レは金木を過ぎて、芦野公園に到着しました。まずはここで下車します。いや~芦野公園で下車するなんて、学生時代以来ですね、うん!(^_^)。

 芦野公園で下車したのは僕一人。毛筆字体の思いっきり手書きの迫力あふれる駅名標が迎えてくれます。奥津軽トレインアテンダントの葛西さんともここでお別れ。地元民だが中里、小泊方面へは初めて太宰を訪ねて行くという、地元利用者のような観光客のような微妙な(というか中途半端な)身分に気後れして話しかけることはできませんでしたが、アテンダントの葛西さん、乗務ご苦労さまでしたーヽ(^。^)丿

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818224718.jpg 迫力あふれる字体の駅名標

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818224709.jpg ▲中里方面へ走り去る津軽鉄道5レ。