毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

Let's go to USA!!(その21;宇佐鳥居)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134809.jpg ▲この鳥居の向こうが西大門、そして本殿へとつづく。

 

 2009年5月24日、宇佐鳥居。

 

 宇佐神宮境内に生態保存されている国鉄10形26号蒸気機関車を観察したあとは、また参道を進みます。

 

 参道にはところどころに鳥居があり、それをくぐり抜けながら進んでいきます。さっきの10形蒸気機関車の手前にあったのが一之鳥居。次の二之鳥居をくぐってもうしばらく白い砂利の広い参道が続きます。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134753.jpg 二之鳥居。

 

 二之鳥居を抜けて参道を進むと、参道の両脇はやがて鬱蒼と茂る森になってきます。樹木で光が遮られ、翳った参道は神霊がたちこめているかのようにひんやりとします。

 

 やがて本殿へと続く石段入口にたどり着くと、また一つ鳥居があり、そこからゆるやかな坂をのぼっていきます。そしてその道はやがて西大門の鳥居へと至ります。宇佐神宮境内にある木造の鳥居は、いちばん上の横材(笠木と島木)と下側の横材(貫)の間に額束(がくづか)がない「宇佐鳥居」という宇佐古来の形式をもつ鳥居なのだとか。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134800.jpg 額束のない「宇佐鳥居」。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134803.jpg 参道脇は深い森に。

 

 西大門を抜けると南中楼門、これが本殿です。二棟の切妻造平入の建物が前後に接続し、奥を「内院」、前を「外院」と称する「八幡造」と呼ばれる建築様式なのだとか。国宝にも指定されています。柱や漆喰などの朱色と、いちばん奥まったところにそびえるこれはまた立派な神木の緑が目に鮮やかです。

 

 ついにやってきました宇佐神宮の本殿。ここに祀られているのは八幡大神、比売大神、そして神功皇后。しかしそこには、今もって必ずしも明らかにされていないちょっとした謎があるのでした……

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818134814.jpg ▲とうとうたどり着いた宇佐神宮本殿。奥にそびえる神木がたくましく、すばらしい。