毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

宮崎県を南下する。(Long Summer Vacation;その10)

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▲隣の駅がなぜか書かれていない南延岡駅の駅名標。伝統玩具「のぼり猿」の絵も。

 

 2018年7月8日、のぼり猿。

 

 特急「にちりん13号」は、山深く険しい県境を越えて宮崎県に入り、延岡市へと下ってきて、延岡駅に15:05に到着。5分停車して15:10に発車し、隣の南延岡駅にも停車。南延岡駅でも2分停車し、宮崎空港発延岡行き普通列車734Mの到着を待って、15:16に南延岡駅を発車します。

 

 南延岡駅は、ホームは2面3線ですが、延岡駅方に旭化成ファインケムや旭化成メディカルなどの工場があり、貨物専用引き込み線がのびていることから、構内には何本もの側線や留置線があるので、構内はかなり広く感じます。ところで、2/3番線ホームにある駅名標、なぜか隣の駅の駅名が書かれていません。猿の絵が描かれているのは、延岡の郷土玩具「のぼり猿」。子供の立身出世、無病息災、五穀豊穣を願ったもので、端午の節句に鯉のぼりと一緒に揚げるものなのだとか。

 

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▲南延岡駅2/3番線ホーム。人けはなく、のんびりとしたたたずまい。

 

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▲ドア脇には、巻き取り式の列車名・行き先表示幕。

 

 南延岡を出ると、海岸線に沿うように、日向市、高鍋、佐土原と停車し、16:16に宮崎に到着。朝、松山駅で列車が運休になっていたのには焦りましたが、なんとか予定どおりに宮崎入りすることができました。

 

 「にちりん13号」は、宮崎駅で8分停車ののち、南宮崎、宮崎空港へのラストスパートに出発していきますが、僕は宮崎で下車し、まずは駅近くのホテルへ向かいます。

 

 宮崎駅前ロータリーには県の木・フェニックスがたくさん植わっていて、たっぷり南国気分。青空に薄雲が広がる暑いながらも良い天気で、愛媛では豪雨で被害が出ていることがにわかには信じられないほど。ぶらぶらと橘通りの交差点まで歩いて行くことにしよう。

 

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▲宮崎駅に到着した特急「にちりん13号」。

 

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▲787系のグリーン車の旅、ゆったりのんびり、楽しかったです。

 

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▲県の木・フェニックスが迎えてくれる宮崎駅前ロータリー。