毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

シーギリヤロックが見える場所(念願かなってセイロンティーの旅;その22)

イメージ 2 ▲朝起きたら、シーギリヤロック。

 2017年4月23日、A9号線、南下。

 今回泊まった「ホテル・シーギリヤ」、エントランスやメインバーはオープンエア、客室のある各棟へつながる廊下や客室前の通路もオープンエア、夕食を食べたメインダイニングもさすがに蚊帳のような編み目のカーテンは吊してあるけれどオープンエア、そして周囲は密林、というわけで、夜は虫の攻撃がすごかった。特にセミとガ。セミはドアにバンバン当たってくる音が聞こえるし、部屋からメインダイニングに行くまでの通路も場所によってはセミやガが密集して壁にとまってたり床に這いつくばってたりして、歩くのもかなり難しいほど。虫嫌いの人は、日が暮れたら一歩も部屋の外には出たくないことでしょう。僕の同僚も、部屋の中にガだかセミだかが3匹いて、1匹どうしてもつかまえられないというので、部屋を換えてもらってました。

イメージ 1 ▲そんな一夜が明けてみれば、プールの向こうにシーギリヤロック。

 そして気持ちのよい朝を迎え、プールの向こうにはシーギリヤロック、そして雲一つない青空が広がってます。あー気持ちいー。

 プールでのんびり泳いで過ごしたいところですが、この日も移動距離がかなりある厳しいスケジュールになっているので、朝食を済ませて、8時には出発です。

 「ホテル・シーギリヤ」を出てすぐのところに「シーギリヤ・タンク」という貯水池(湿地にしか見えないけど)があり、このほとりが絶好の撮影ポイントになっていて、シーギリヤロックの絶景を眺めることができます。運転手さんがここできちんと停まってくれて、撮影タイムです。

 前日、あんな岩のてっぺんに登ってのんびり風に吹かれてたなんてなんだか信じられないような気分。見えているのは、シーギリヤロックの南面、貯水池のある庭だった側になりますが、それにしてもあのてっぺんに王宮を建てたとは……

イメージ 3 ▲「ホテル・シーギリヤ」近くの撮影スポット「シーギリヤ・タンク」のほとりにて。

イメージ 4 ▲見えているのはシーギリヤロックの南面。あんなところに王宮が建っていたとは。

 ここからは、前日来た道を戻りますが、カンダラマ湖の方は通らずに、シーギリヤから西へ走ってまずA6号線(Ambepussa-Kurunegala-Trincomallee Highway)に出て南西へ走り、するとやがてミリスゴニオヤ・ジャンクション(Mirisgonioya Junction)でA9号線に合流し、あとはダンブッラの石窟寺院前を通り過ぎてひたすら南下していきます。

 道路名称にAがつくのはAクラス道路だという意味で、舗装状態もよく、道幅も広く、標識等も整備されている幹線道路です。道幅が広いと言っても片道1車線ずつしかないので、前に遅い車が立ちふさがると対向車線にはみ出して追い越すのでなかなかスリルがあります。スリランカでは鉄道はそれほど発達していないので、バスのネットワークが発達していて、しょっちゅうバスとすれ違います。

イメージ 5 ▲A9号線をゆく。道路の両脇に緑が迫り、自然がいっぱい。

イメージ 6 ▲バス交通網が発達していて、しょっちゅうバスとすれ違います。