ヒンズーのおまつり(念願かなってセイロンティーの旅;その28)
▲ヌワラエリヤへ向かう道ででくわしたヒンズーのパレード。トラックに神輿を積んで。
2017年4月23日、茶畑、茶畑。
「Glenloch Tea Factory」での見学を終え、再びA5号線を南下します。
茶葉工場を出発して間もなく、片側1車線ずつのA5号線がなんだか詰まり気味。前方1車線のみの通行になってしまっているようです。なんだろうと思いつつだんだん近づいていくと、運転手さんが「ヒンズーのおまつりだよ」。
ははあ、なるほど、絢爛に飾りつけた御輿のようなものに人が乗り、それをサリー姿の女性たちが大勢でひっぱっていて、パレードのようになっています。行列の先頭にはいすゞのトラックがいて、その荷台にも御輿が据え付けられています。さらにその前方では、民族楽器のお囃子に合わせて踊る女性の姿も、これはなかなかにぎやかなおまつりですが、何のおまつりなんだろう?
▲1車線をふさいで歩いているのはヒンズーのおまつりの行列のようです。
▲御輿を引っぱる大勢のサリー姿の女性たち。
▲パレードの最前方では、民族楽器のお囃子に合わせて踊る女性の姿も。
道路はひたすら上り勾配で、ずいぶん高度が上がってきたように思われます。道路脇の斜面も急になり、山も眼前に迫ってきました。谷越しに見える水面は、コトゥマレ貯水池(Kotmale reservoir)でしょうか。雲の切れ間から差す陽光を映してちょっと幻想的です。地形が急峻になってきたからか、滝も見られるようになってきました。谷越しのはるか向こうの崖に見えるあの滝は、落差109mのランボーダ滝かな?
▲ずいぶん標高が上がってきたような感じがします。
▲谷の向こうに見える水面はコトゥマレ貯水池か。
▲地形が急峻になってきたからか、滝の絶景も見られるように。ランボーダ滝かな、これは。
茶葉工場を出て45分ほど、更に高度が上がってきたあたりで突然青空が広がり、日の光を浴びた新緑の茶畑が目の前に現れました。ついにやってきた、ヌワラエリヤの茶畑エリアです。道はあいかわらず右へ左へと細かくクネクネと降り曲がり、カーブを切るたびに茶畑の斜面が右に左に現れてはまた後ろへ去って行きますが、行けども行けども茶畑ばかり。ああ、ここが、スリランカ三大ハイグロウンティー産地の一つ、ヌワラエリヤなのだなあ。
▲突然雲が切れて青空が広がり、新緑の茶畑がくっきりと目の前に広がりました。
▲行けども行けども右に左に茶畑の斜面が広がります。