スパイスガーデン(念願かなってセイロンティーの旅;その23)
▲シーギリヤからキャンディへ向かう途中に立ち寄った「Ranweli Spice Garden」。
2017年4月23日、こうやって生ってるんだ~。
ホテル・シーギリヤから走ること約52km、車はA9号線沿いの駐車場に入って停車。中部州マータレー県のパラパスウェラ(Palapathwela)という町の中らしい。
車を降りてA9号線道路を渡ると、そこにあるのは「Ranweli Spice Garden」。スパイス・ガーデンはスリランカにいくつかあるようですが、ここもその一つらしい。日本語を流暢に話せるガイドさんについて、ガーデンの中を散策します。スパイスなんて、加工されて小瓶に入ってスーパーで売られている姿しか見たことないので、ナマのスパイスが見られるなんてうれしいじゃないか。
▲これはカカオであると思われます。
▲実を切った断面はこんな感じ。中の種がチョコレートなどの原料になるカカオ豆。
ガーデンに入ってすぐのあたりで育っているのがカカオ。樹高4.5~10m程度になる常緑樹で、幹から直接ぶら下がっているのがカカオポッドと呼ばれる果実。青々としていてみずみずしい感じ。ガイドさんが実を切った断面を見せてくれましたが、中に入っている種がココアやチョコレートの原料になるカカオ豆なんですね。
クローブの木の前に茂みを作って並んでいるのは、パイナップル。パイナップルにはタンパク質分解酵素や代謝を促進するビタミンB1なんかが豊富に含まれているそうです。それにしても、ここの野生のパイナップルは、赤い!!何か特別な効能があるのかしら?
▲クローブ林の前に茂っているのはパイナップル。
▲このパイナップルは、赤い!何か特別な効能がありそう。
▲これはまだ真っ青ですね。これから赤くなるのかな。
スパイスとかハーブとかそういう関連の植物が植わっているだけのはずなのに、園内には鬱蒼と樹木や草木が茂り、木漏れ日を浴びながら散策するだけでも気持ちいいです。
中でもよく茂っているこの木は、高さ20mにもなるというナツメグの木。真下から見上げると、枝からまん丸い実がたくさんぶらさがっています。これがナツメグの実。中の種を乾燥させて粉にしたのが、通常スーパーなどで売られている姿。ひき肉の臭みを消し、旨味を引き立ててくれるということでハンバーグには必須のスパイスですが、こんな大きな木に生るものだったとは。
▲この背の高い木はいったいどこがスパイスなのか……
▲真下から見上げると、ゴルフボールのような実がいっぱい。これがナツメグ。
▲これがナツメグの実の中だと思うんだけど……(記憶あいまい)。
他にも、ジャックフルーツの木や、ジャックフルーツの木に巻き付いて育っているツルからぶら下がる青々としたコショウの実や、シナモンの木などもあり、どれも日本では見られない姿なので、実はとてもおもしろいガーデンです、ここ。
それぞれの植物には、英語とシンハラ語とたぶんタミル語で
▲「シナモン」と書いてあるからシナモンなんでしょう。
▲ジャックフルーツの木に巻き付いてのびるコショウのつる木。
▲青々としたコショウの実。おいしそう~~。