毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

やっと北陸新幹線初乗車。(転勤直前、秋の一時帰国;その9)

イメージ 6 ▲僕にとっての北陸新幹線初列車は金沢始発の「つるぎ726号」。

 2015年11月7日、たった13分。

 北陸新幹線金沢延伸開業により、金沢が終点になってしまった特急「しらさぎ59号」を降りて、ついに、北陸新幹線初乗車です。

 金沢駅はあまり来たことがないので、新幹線開業に合わせて駅舎をどれぐらいリニューアルしたのかはよくわからないのですが、駅舎内は広々と新しく、新幹線改札口もなんか立派だなあ。時間帯のせいなのか、人の気配がほとんど感じられず、余計にがらんと広く感じます。

イメージ 1 ▲新しくて広くて人がいなくてすがすがしいような金沢駅の新幹線改札口。

 さて、11番線に上がって、北陸新幹線に金沢から初乗車です!

 おお、これがE7系、またはW7系という車両か。うむ、これはなかなかかっこいい。基本カラーがアイボリーホワイトというのがシンプルながら洗練された上品さがあるし、車側の帯色が銅色(カッパー)というのが、高岡の伝統工芸である銅細工を想起させて、いい感じです。

 両端の車両の車側に描かれたロゴマークは、「7」の文字をシルバーの矢じりのような形状にした図柄を基本にしていて、「輝く未来に向かって突き進むイメージ」を表したもののようですが、へんに目立たず、かっこいいと思います。

イメージ 5 ▲まだ車内整備中で、ドアは開いておりません。

イメージ 7 ▲E7系/E7系のロゴマークは鋭いイメージ。

イメージ 3 ▲新幹線ホーム上の駅名標。

 金沢~東京間は最速2時間28分。越後湯沢経由や米原経由の頃から比べて圧倒的な時間短縮です。金沢から東京まで乗り通したら、その速さをたっぷりと味わえることでしょう。

 しかし、僕がこれから乗るのは20:08発の「つるぎ726号」。「つるぎ」は富山と金沢の間を途中新高岡にも停まりながら行ったり来たりするだけのシャトルタイプ新幹線。しかも、金沢から新高岡までしか乗らないので、その所要時間はわずか13分。初乗車なのに、短すぎ。

イメージ 2 ▲21:00発の「かがやき518号」は東京行き最終の「かがやき」。

イメージ 4 ▲初乗車は富山行きのシャトルタイプ「つるぎ」でした……

 北陸新幹線は12両編成で運転されますが、「つるぎ」は8~10号車には乗車できず、12号車のグランクラスも営業しません。1~4号車が普通車自由席、5~7号車が普通車指定席、11号車グリーン車指定席です。金沢~富山間の所要時間は23分ぐらいですから、わざわざそのために指定席やグリーン車に乗る人がいるとはあまり思えませんが……

イメージ 9 ▲先頭車両1号車の車内、誰も乗っておりません。

 車内整備が済み、ドアが開いたので、僕は1号車に乗り込みました。シートは、背もたれの上半分に朱色の格子柄があしらわれた落ち着いた濃いグレー。やっぱり新車はいいですねー。しかも他には誰も乗ってこない。1号車貸し切り状態で、金沢を出発です。

 座り心地のよいシートに体を埋めて、このままゆったり東京まで乗って行きたいところですが、わずか13分で新高岡到着。もう降りなければいけません。あまりにも短い初乗車でありました。次回こそ、完乗したいものです。

イメージ 8 ▲金沢からわずか13分で新高岡到着。もっと乗っていたいものだ。