毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

保津峡を抜けて(紅葉まだき初秋のニッポン旅;その35)

イメージ 4 ▲山陰本線と舞鶴線の分岐駅・綾部。

 2015年10月2日、「まいづる」で舞鶴へ。

 特急「きのさき9号・まいづる7号」は、定刻14:25に京都駅31番線を発車しました。京都から山陰本線に入るのは超久しぶり。もしかして、2005年1月の下り寝台特急「出雲」に乗って以来かも?(そのときの記事はコチラ。)

 しかしこの日はとにかく良い天気。近畿地方はまだ夏だと言わんばかりの強い日差しに真っ青な空が広がっています。京都駅を発車した列車はすぐに進路を北に向け、5分で二条駅に到着。二条駅発車後に再び進路をに変えて進めば、嵯峨嵐山駅を過ぎたあたりから桂川が寄り添い、愛宕山南麓の山間部へ入っていきます。このあたりは保津峡ですね。山陰本線の旧線を利用した嵯峨野観光線のトロッコ列車の駅々が大勢の観光客で賑わっているのが車窓からも見えました。

イメージ 1 ▲好天に恵まれ、まさに保津峡下り日和。

 保津峡の山間部を抜けた列車は、亀岡、園部と停車し、その次の綾部には15:31の到着。ここで切り離しが行われ、前方1号車から4号車までの「きのさき9号」が15:35に、終点福知山を目指して先発します。残された5~7号車の「まいづる7号」は、ここで進行方向を変え、7号車を先頭に、15:37に発車して、西舞鶴、東舞鶴を目指します。

イメージ 2 ▲保津峡を抜けて亀岡盆地へ抜ければ、亀岡到着。

イメージ 3 ▲江戸時代には園部藩の城下町だった園部町も今や合併で南丹市の一部に。

イメージ 5 ▲ほんと気持ちの良い青空から陽光が車内へ降り注いでくる感じです。

 綾部から西舞鶴までは17分、そこから終点東舞鶴までは6分なので、シートをわざわざ転換させる乗客はほとんどおらず、「まいづる7号」は乗客が後ろ向きになったままでラストスパートです。

 そして終点東舞鶴には、定刻16:01の到着。東舞鶴駅は高架駅で、ホームは1面2線の一本のみ。舞鶴線の終点ですが、そのまま小浜線へ続いていくので、行き止まり感はありません。ん?そう言われてみると、敦賀から綾部まで通しで「小浜線」でいいような気がするけど、どうして小浜線と舞鶴線に分かれているんだろう?

イメージ 6 ▲287系初乗車で「まいづる7号」完乗、終点東舞鶴に到着。

 東舞鶴駅からは、まずタクシーでホテルへ向かいます。この日の宿は、舞鶴東港に面した場所にあり、入り江の奥にあって一見海というよりは湖のように見える舞鶴東港が、雲一つない青空の下に青々と広がっていて、まこと良い景色。右奥に見えるのは「舞鶴クレインブリッジ」、左には舞鶴港前島埠頭に入っている新日本海フェリーの船も見えます。新日本海フェリーは舞鶴~小樽航路に就航しているのですね。

イメージ 7 ▲スバラシイ快晴。右奥に舞鶴クレインブリッジ、左に新日本海フェリーの船が見えます。