毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2011年お正月はニッポンで(その28;丸長旅館の夕食タイム(後編))

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818145349.jpg ▲夕食のメインは豊後牛のステーキ。いい焼き加減。

 2010年12月27日、まだまだ食べます。

 長湯温泉・丸長旅館さんでの夕食が続きます。

 向付の次に出されたのは炊合せ。蕪、冬瓜、鶏団子にパプリカが彩りを添えています。根菜をじょうずに炊きあげた、冬にぴったりの炊合せですね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818145337.jpg これまた上品な炊き合せ。

 そしていよいよメインディッシュの登場。豊後牛のステーキであります。2009年5月に丸長旅館さんでいただいた夕食はコチラの記事でご紹介済みですが、このときも豊後牛ステーキを食べたのに、あまりのおいしさに写真を撮り忘れてしまったんです。このときは「皐月の献立」でした。
 そこで今回は忘れずに写真を撮って、それからぱくぱくいただきました!豊後牛ステーキは夕食の献立に標準装備ではなく、豊後牛ステーキコースを事前にお願いしておかねばならんのですが、追加するだけの価値アリです。ウマイです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818145341.jpg 焼き野菜を添えて。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818145345.jpg 味付けは最小限でシンプルに。

 揚げ物は、刺身でもいただいたエノハの唐揚げです。柚子皮の千切りと青菜があしらいに付いていて、天だしでいただきます。刺身でいただいたときのこりこりとした食感は、唐揚げにすると真っ白な身がほくほくとしてこれまたおいしい。柚子の香りがほんのりと立って、もうかなり食べ続けているのにまだ食欲をそそります(^^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818145356.jpg エノハの唐揚げ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818145401.jpg 柚子皮がアクセント。

 このあとようやく丸長旅館名物焼きおにぎり茶漬けが香の物と一緒に出てきて主食となり、ついにデザートに到達しました。

 この日のデザートはリンゴのコンポートと手作り最中。小皿にコンポートとつぶあんが分けて盛られ、その脇には小さな最中の皮が添えられています。コンポートは甘すぎず、しゃくしゃくとした食感も残って美味。最中のほうは、つぶあんをスプーンですくって皮の上に載せ、もう一方の皮をかぶせてミニ最中のできあがり。皮はさくさくでつぶあんはほんのり甘く、最後までおいしく夕食をいただくことができました。大満足です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818145408.jpg ついにデザートに到達。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818145414.jpg リンゴのコンポート。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818145420.jpg 手作りミニ最中。
 
 おなかいっぱいでもうどこへも動きたくない気分だけれどなんとかいったん部屋に戻って一休みし、それから風呂へ出かけます。

 午後から夕方にかけてラムネ温泉と御前湯をハシゴしたばかりですが、丸長旅館さんの内湯にも入らないわけにはいきません。丸長旅館さんには大浴場はありません。こぢんまりとした風呂場が3つあり、空いていればどれにも自由に入れ、内側から鍵をかけて独占の家族風呂状態で気兼ねなくじっくりお湯に浸かることができます。こぢんまりと言っても足も手も十分に伸ばせるし、褐色の湯がふんだんに注がれています。窓の外には狭いながらも庭があり、明かりがぼんやりと灯っています。日本のこの温泉文化、まことにもって誇るべきであります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818145424.jpg ▲3つある風呂場の一つ。貸切状態でゆっくりのんびり湯に浸かることができます。