毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

ついに出ました蘭州牛肉麺!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818205934.jpg甘粛省合作市の牛肉面。細麺にゆで卵も入れてみた。赤いのはラー油。

 2010年5月11日、朝から牛肉麺

 甘粛省省都は蘭州、蘭州と言えば「蘭州牛肉麺」であります。

 どうして蘭州と言えば牛肉麺なのか、実はわかりません。しかし、中国人と食べ物の話題になって麺の話になると、四川の担々麺、山西の刀削麺、北京の炸醤麺ジャージャー麺)などとともに必ず蘭州牛肉麺も挙げられます。個人的には瀋陽の抻麺も加えてほしいところですが……

 そこで、今回甘粛省に行くことになってからと言うもの、牛肉麺ははずせないと思っていました。実は蘭州空港から市内に入って昼食を食べたときにも牛肉麺はあってさっそく食べたのですが、写真を撮り損ねまして、写真付きのレポートはこれが初めてということになるわけでございます。

 ということで、牛肉麺レポート第一弾は甘粛省甘南チベット族自治州合作市の牛肉麺、いってみましょう。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818205939.jpg 合作市で泊まった甘南飯店。

 前夜宿泊したのは海抜2,900mにある合作市にある甘南飯店。この中にあるレストランで朝食です。現地の人は「牛肉麺は朝食べるものなんだ」と言い、さっそく朝から牛肉麺登場です。

 ぱっと見たところ、瀋陽の抻麺に似ています。麺は細いですね。スープもあっさり。この地方では辛いのが好まれるのか、みなさんどぼどぼとラー油をかけています。ゆで卵も入れちゃったりして。うん、ウマイ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818205927.jpg 朝から牛肉麺

 周りの人たちに「どうだ、ウマイか」と聞かれて「うん、ウマイ!」と答えると、「そうか、よし、じゃあもう一杯食べれ!」となって、次なる牛肉麺が出てきました。

 今度の牛肉麺は、麺がきしめんのように幅広です。細麺は「一細」「二細」「三細」と細さに三段階があり、幅広麺のほうは「寛」とそれよりさらに広いなんとかという二段階があったような説明を受けたけれど忘れてしまった。たぶんここで出てきたのは普通の広さの「寛」だったと思います。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818205914.jpg 二杯目は幅広で。

 写真を撮ると言ったら「こうしたほうがよく見えるだろう」と隣の人が僕の碗に自分の箸を突き刺して麺を持ち上げてくれました。なんて親切なんでしょう。

 幅広麺もおいしかったです。でも、蘭州から同行してきた中国人たちはあとから「海抜が3,000mもあるからあまりおいしくなかったな」と言っていました。海抜がこれだけ高いと沸点が低いので、お湯の沸き具合も違うし、そうするとスープの味なんかにも影響するのでしょう。僕はおいしく食べましたけどね。二杯とも完食です!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818205909.jpg 麺を持ち上げてくれました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818205919.jpg ▲麺の幅はきしめんと同じくらいですが、厚みがあるのでボリュームたっぷり。