2010春・新疆に行きたい心境（その6；ウイグル料理）
▲ 2010年3月8日、ウイグル料理を食べ尽くす。
カシュガルでのランチを「黄金宮殿」という意味のレストラン「アルトゥン・オルダ」で食べます。
このレストラン、内装も木を使って凝っていますが、食器なんかもなかなか素敵です。写真付きのメニューを見ながらオーダーしますが、従業員はもちろん皆ウイグル人で、漢語がほとんど通じない人もいて、こちらが漢語でオーダーしようとすると、漢語がわりとできる人を呼んできての対応です。オーダー取りのおねえさんはこちらのオーダーをすらすらと伝票に書き込んでいきますが、それはもちろんウイグル語。ウイグル語は1992年からアラビア文字を採用しているので、右から左へアラビア文字を書き込んで、なんと書いたかさっぱりわかりません(^_^ゞ。
手書きのｳｲｸﾞﾙ語伝票。 さて、最初はヨーグルトです。装飾の美しいお碗に入って出てきます。ちょうどよく固まったヨーグルトは酸味がきいてさっぱりとしたおいしさ。小瓶にたっぷり入った蜂蜜も出てくるので、その蜂蜜をヨーグルトに混ぜて食べるとこりゃまた絶品！
凝った装飾のお碗。
ヨーグルトです。 続いてサムサが出てきました。焼き包子ですね。1皿7個で、こんがりと焼き上げた上にゴマを散らした香ばしいサムサ、中には羊の挽き肉と野菜で作ったジューシーな餡が入っていて、挽き肉は粗挽きなので歯ごたえもよく、おいしいことこの上なし。しかしこればかり食べているとすぐにおなかがいっぱいになってしまいますね。
次が新疆でポロと並んで定番中の定番とも言える「ラグメン」。「ウイグル風あんかけ焼きうどん」といった感じの麺は新疆を旅行すれば必ず少なくとも2回か3回は食べることになる新疆の代表的主食。だいたい茹でて皿に盛った麺の上にトマトソースなどで和えた羊肉のとろみのある餡をかけて出てくるのが普通ですが、ここ「アルトゥン・オルダ」のラグメンは麺と餡が別々の皿で出てきてちょっと高級感アリ(^^)。しかし、僕はあっさりと餡を全部麺のほうにかけておいしくいただきました！
別々の皿でラグメン。
餡を麺の上にかけました(^^)。 お次は羊肉の串焼き、いわゆる「ケバブ」というやつですな。北京なんかでも「羊肉串」が路上でよく売られていますが、本場カシュガルの串焼きは肉が大きく食べ応え十分で（少し骨も付いているが）、臭みも気にならず、表面は焦げ目がかりっとしていて中はジューシー、これは絶対ビールに合うと思うのだけれど、ムスリムだけにお酒は置いてないのかしら。僕らは昼なので敢えて飲もうとしなかったのですが。
羊の串焼きであります。 〆めはもちろん「ポロ」でキマリでしょう。このレストランではお皿に入ったポロとヨーグルトの小鉢と漬け物がセットになって出てきます。ここのポロは、上に載っている羊肉は大きくなく、干しぶどうがたっぷりちりばめられているのが特徴。この干しぶどうのおかげで甘みが増し、実においしくがつがつと食べることができます！(^^)
うわあああ、ちょっと食べ過ぎました！周囲のテーブルでは大勢のウイグル人たちがのんびり楽しくランチを楽しんでいます。カシュガルでは一度は立ち寄ってみたいレストラン「アルトゥン・オルダ」、おすすめですよ！
▲干しぶどうがたくさん入って甘みの増した「ポロ」。おいしい～～(^^)。