函館行きの「日本海」
最近青森帰省の記事を書いていないなあと思っていたら、今からだいたいちょうど二年前、2005年5月の週末に帰省したときの写真があったので、ちょっと書いてみようと思います。
2005年5月14日(土)朝05:55、東京駅。
週末の帰省は金曜日の「あけぼの」で発つこともあれば土曜日の朝いちばんの「はやて」で発つこともあります。しかしこの時乗ったのは東京06:04発の盛岡行き「やまびこ41号」。こんなのに乗るのは極めて珍しい。
「やまびこ41号」は東京駅23番線で出発を待っていましたが、隣の14番線では、06:00発の博多行き500系「のぞみ1号」が待機中。東海道新幹線に今夏N700系が導入され始めると、このような並びもやがて見られなくなるのでしょうね。
500系との並びもあとわずか。
「やまびこ41号」は09:15、終点盛岡に到着。
久しぶりにやってきた盛岡は、まだ肌寒い風が吹くものの、駅前に飾られたプランターでは色とりどりのチューリップが咲き誇っていて、北東北にも春がやってきているのを実感しました。
久しぶりにやってきた盛岡は、まだ肌寒い風が吹くものの、駅前に飾られたプランターでは色とりどりのチューリップが咲き誇っていて、北東北にも春がやってきているのを実感しました。
今回わざわざ盛岡に立ち寄ったのは、ほかでもない、盛岡の駅ビルで「てんぽ煎餅」を買い込みたかったのです。
年末年始に青春18きっぷで帰省したとき、盛岡でたまたま「てんぽ」を買って帰ったら、青森県南生まれの母親がとても懐かしがったので、青森でも探してみたのですがどこにも売っていませんでした。そこで、今回再び盛岡で降りて「てんぽ」を購入したというわけです。
「てんぽ」は南部煎餅の一種ですが、非常に古いタイプのもので、もっちりとした歯ごたえの煎餅生地の中にクルミ味噌が入っていて、その素朴は風味はなんとも言えません。
年末年始に青春18きっぷで帰省したとき、盛岡でたまたま「てんぽ」を買って帰ったら、青森県南生まれの母親がとても懐かしがったので、青森でも探してみたのですがどこにも売っていませんでした。そこで、今回再び盛岡で降りて「てんぽ」を購入したというわけです。
「てんぽ」は南部煎餅の一種ですが、非常に古いタイプのもので、もっちりとした歯ごたえの煎餅生地の中にクルミ味噌が入っていて、その素朴は風味はなんとも言えません。
「てんぽ」をばっちり買い込んだらば、盛岡10:26発「はやて3号」に乗換です。さすが北国・盛岡、ホーム上は寒いので、隣に停車中の10:28発「やまびこ52号」の車内で「はやて3号」の到着を待ちました。八戸からは1003M特「白鳥3号」に乗り継いで、ようやく青森駅に到着です。
久しぶりの盛岡。
チューリップが競うように満開。
1003M特「白鳥3号」青森到着。
さて、月曜日の仕事は休みをとっておいたので、青森でふた晩過ごして迎えた5月16日(月)、もう東京へ戻らなければなりません。
そこで登場するのが、大阪発函館行き4001レ特「日本海1号」です。日本海縦貫線を駆け抜ける古豪「日本海」、今でも毎日二往復が運行されていますが、そのうち一往復が昨年(06年)3月まで大阪と函館を結んでいました。残念ながら青森~函館間の利用状況が悪いということで函館乗り入れは廃止されてしまい、今では二往復とも大阪~青森間の運行になっています。
しかしこの日の「日本海1号」の最終目的地は函館。
その「日本海1号」が、雨の中を定刻08:30、青森駅1番線に到着しました。大阪から長躯「日本海1号」を牽引してきたのはEF81-102機。サーモンピンクです。
その「日本海1号」が、雨の中を定刻08:30、青森駅1番線に到着しました。大阪から長躯「日本海1号」を牽引してきたのはEF81-102機。サーモンピンクです。
大阪から遠路はるばる。
青森駅の長いホームいっぱいに。
先頭でEF81-102機の連結を解いている間に、最後尾では函館までの牽引を担当するED79-12機の連結作業が行われます。「日本海」のヘッドマークを掲げたED79、今はもう見ることができなくなってしまいました。
青森からは電源車とA個室寝台、そしてB寝台車3両の5両と身軽になって函館を目指します。寝台利用で函館まで乗り通す乗客は多くありません。ヒルネ客も多いわけではありません。したがってヒルネ乗車ができる2~4号車のB寝台は空いています。
青森からは電源車とA個室寝台、そしてB寝台車3両の5両と身軽になって函館を目指します。寝台利用で函館まで乗り通す乗客は多くありません。ヒルネ客も多いわけではありません。したがってヒルネ乗車ができる2~4号車のB寝台は空いています。
ヒルネ客は横になっちゃいけないのですが、ごろりと横になり、蟹田あたりで寄り添うむつ湾や、中小国を出て離れていく津軽線の線路や、春を迎えて緑を濃くする山々や、そろそろ田植えかなという水のはられた田んぼなどをのんびり眺めながら行くのは、格別の心地よさがあります。心地よすぎて、青函トンネルに入るやいなや、車内のほどよい暗さにあっと言う間に爆睡モードに切り替わってしまいました。
青森では22分も停車する。
▲ED79はいつでも前パンタ。どうしてなんだろう?
▲JR西日本仕様の行き先表示幕。今やもう見ることはできない。
11:27、函館到着。函館空港からの羽田行きは12:20発。インターバルは一時間もありません。大急ぎで駅前へ出て、11:40発の空港連絡バスに乗ります。リニューアルされた函館駅を見るのはこれが初めて。バスを待ちながら眺めてみると、うーーーん、やっぱり以前の函館駅のほうがずっとよかったなあ……。
新装なった函館駅。うーん……
函館空港。
バスを転げるように降りてチェックイン。なんとか12:20発の羽田行きANA854便に間に合いました。機材は長~い胴体のB777-300。
羽田から函館へ向かうと十和田湖や小川原湖、仏ヶ浦などすばらしい景色が機上から楽しめますが、函館から羽田へ向かう時に左側の席になるとどうも海ばかりの景色になるようです。
そんな景色をぼんやり眺めているとやがてディセント。到着の少し前、機上からは成田空港が間近に見え、成田空港の手前には印旛沼も見えました。。着陸予定の滑走路に落下物があって一時閉鎖されたので、別の滑走路への着陸をやり直し、少々遅れて羽田に到着。羽田は快晴。三日間だけの帰省はあっと言う間に終わってしまいました。以上、かけあしのレポート、お・し・ま・い。
バスを転げるように降りてチェックイン。なんとか12:20発の羽田行きANA854便に間に合いました。機材は長~い胴体のB777-300。
羽田から函館へ向かうと十和田湖や小川原湖、仏ヶ浦などすばらしい景色が機上から楽しめますが、函館から羽田へ向かう時に左側の席になるとどうも海ばかりの景色になるようです。
そんな景色をぼんやり眺めているとやがてディセント。到着の少し前、機上からは成田空港が間近に見え、成田空港の手前には印旛沼も見えました。。着陸予定の滑走路に落下物があって一時閉鎖されたので、別の滑走路への着陸をやり直し、少々遅れて羽田に到着。羽田は快晴。三日間だけの帰省はあっと言う間に終わってしまいました。以上、かけあしのレポート、お・し・ま・い。
奥に成田空港、手前は印旛沼。
羽田は快晴でした。