武蔵野線「しもうさ」に乗ってみる(後編)
▲この日営業運転に入ったばかりのE231系MU4編成で運転される大宮駅18:01発の「しもうさ」号。
2019年3月31日、大宮支線から西浦和支線へ。
3月30、31日の土日で青森へ帰省し、大宮に17:38に到着する「はやぶさ28号」で戻ってきました。そしたら、まったく狙っていたわけではないのですが、行くときにも利用した武蔵野線の「しもうさ」号、大宮18:01発西船橋行きというのがあることがわかり、ちと時間はかかるが座れるに違いない、それなら帰りもまた乗ろう!となりました。
大宮行きの「しもうさ」は11番線に着いたので、新幹線乗換改札口にすごく近くてよかったんですが、大宮発の方は3番線からの発車です。列車番号は大宮から武蔵浦和までが2767M、そのあと武蔵野線内は1803Eです。「はやぶさ28号」を降りて、エキナカで買い物などをしてから3番線へ下りてみると、17:50過ぎでしたが、「しもうさ」号はとっくに入線していて、しかも乗っている人は少なく、思ったとおり余裕で座ることができました。
▲大宮駅3番線ホームの列車案内。「武蔵野線経由」というのが珍しい。
▲先頭の行き先表示はこんな感じ。
▲車側の表示も同じですね。LEDじゃなくて巻き取り式なら言うことないのに……
この日の18:01発の「しもうさ」号は、E231系のMU4編成ですが、なんとこのMU4編成、用改造工事を終えて、3月26日に、所属の京葉車両センターに入ったばかりらしく、しかも、まさにこの日、3月31日が、営業運転初日だったようです。MU4編成として初日の営業運転列車に乗れるとはなんかラッキー。
最後尾の8号車に乗って、西船橋行き「しもうさ」号、大宮を18:01の定刻に発車です。車内は十分空席がある状態での発車です。
3番線のりばから発車すると、列車はすぐに4番線、5番線へと右へ右へと渡っていき、6番線、8番線からの線路の下をくぐって、京浜東北線と上野東京ラインのすぐ外側の線路に出ます。そのままさいたま新都心駅のホームを左に眺めながら大宮操車場を抜け、与野駅あたりでもう1本右の線路へ渡ると、与野~北浦和間でトンネルへ入り、右へカーブしてここが武蔵野線大宮支線。トンネルを抜けると、東北上越北陸新幹線と埼京線の高架を中浦和駅の下でくぐり、すると府中本町方面へ向かう大宮支線から分かれて左へのカーブが始まり、これが西浦和支線。だんだんと右から武蔵野線の線路が近づいてきて合流し、もう一回東北上越北陸新幹線と埼京線の高架をくぐると、武蔵浦和駅に到着です。ここまで大宮を出発してから11分間のレアなショートトリップ、けっこう楽しいです。
武蔵浦和到着後は、「しもうさ」の名称は出したままなるも、武蔵野線の普通列車として普通に走り、乗降客もそこそこ増えてきます。新松戸到着は18:44で、大宮からの所要時間は43分。「しもうさ」号、今後も時間が合えば使いたいなと思う列車でした。
▲大宮駅3番線で発車を待つ「しもうさ」号。左は2番線で発車を待っている京浜東北線ですね。