毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

武蔵野線「しもうさ」に乗ってみる(前編)

イメージ 3 ▲新松戸駅武蔵野線4番線ホームに到着した南船橋行き1521E。

 2019年3月30日、お初の新松戸駅。

 平成30年度最後の2日間、3月30日と31日の土日に、ちょっと用があって青森の実家に帰ることになりました。

 大宮から17:46「はやぶさ33号」に乗ることにして指定券をとってあったので、では足立区の我が家から大宮駅まではどうやって行くのがよろしいかと、乗換検索アプリで調べてみたところ、何通りか出てきたルートの中に武蔵野線経由のものがあって目を惹きました。ほう、そういうルートもあったか。しかも、武蔵野線から大宮まで直通する列車があるらしい。武蔵野線なんて、過去2回ぐらいしか乗ったことがないので、武蔵野線の電車に乗ること自体がそもそも新鮮。よし、このルートで行ってみようじゃないの。

イメージ 2 ▲初めてやってきました、新松戸駅の武蔵野線ホーム。

イメージ 1 ▲新松戸16:22発の南船橋始発府中本町行き1674E。

 ということで、亀有駅からJR常磐線各駅停車に乗り、新松戸駅で下車し、武蔵野線ホームへと上がります。新松戸駅で降りるのも、武蔵野線ホームへ上がるのも、初めてです。武蔵野線ホームは常磐線ホームとほぼ直交して交差していて、上下線のホームが向かい合っている構造。常磐線ホームの取手方から階段を上ると西船橋、舞浜方面行きのホーム(4番線)へ出てしまうので要注意(スミマセン、上ってしまいました(汗)。)。綾瀬方の階段から上り直して、南浦和、府中本町方面行きのホーム(3番線)へ出ますと、土曜日ということもあってか、のどかな雰囲気です。

 やがて3番線には、16:22発の南船橋始発府中本町行き1674Eがやってきました。車両はオレンジ色の帯が入った205系のM30編成。中央線に乗る機会もほとんどない僕にとってはオレンジ色の帯というだけで新鮮です。

 1674Eには乗らずに見送ると、今度は4番線の方に16:26発の府中本町始発南船橋行き1521Eが到着。こちらはM35編成で、さっきのM30編成とはずいぶん顔つきが違いますね。先頭車両はクハ205-145です。

イメージ 4 ▲4番線に到着した南船橋行き1521Eは205系のM35編成。先頭車両はクハ205-145。

イメージ 6 ▲新松戸駅を発車していく1521E。

イメージ 5 ▲新松戸駅の次は新八柱駅。最後尾車両はクハ204-145。

 1521Eを見送ってまもなくすると、3番線の方に、僕がこれから乗る列車が到着。16:28発の新習志野始発の大宮行き「しもうさ」号です。列車番号は武蔵浦和まで1602E、武蔵浦和から大宮からは2766Mです。

 やってきた車両はE231系のMU5編成。武蔵野線にE231系が投入されたのは2017年11月からとのことなので、実はけっこう最近のこと。先頭車両の行き先表示LEDには「大宮」の文字だけでなく、枠で囲った「しもうさ」の文字も入っています。
 
 僕は最後尾の1号車に乗りましたが、空いていて余裕で座れました。南流山、三郷、新三郷、吉川美南、吉川、越谷レイクタウン、南越谷、東川口、東浦和と、自分にとってほとんどなじみのない駅に一つ一つ停まっていきます。東浦和の次は南浦和で、ようやく京浜東北線でおなじみの駅。その次は埼京線でおなじみの武蔵浦和です。

 「しもうさ」号のおもしろいところは、武蔵浦和を発車すると、西浦和方面へは向かわず、武蔵野線の「西浦和支線」に入り、発車後すぐにくぐった東北新幹線・埼京線の高架を、右に大きくカーブしながらまたくぐり、そのままトンネルへ入ります。けっこう長いトンネルを出ると、そこはもう京浜東北線や湘南新宿ラインなどが走る線路の与野駅の手前で、武蔵浦和からノンストップで9分間走り、あれよあれよと言う間に大宮駅11番線に到着。なるほどー、こういうふうにして大宮駅に直通してたのかー。

 ちなみに、武蔵浦和駅到着前や停車中には、「この列車は大宮行きです。西浦和、北朝霞、府中本町方面へはまいりません」ということを口を酸っぱくしてアナウンスされるのですが、僕の近くの席に座っていた老夫婦は、武蔵浦和を発車したあと、ハッと気がついたように、「あれ?今、大宮行きって言ってなかったか?」「おや、急行に乗っちまったかね」「いやねえ、引き返さないと」という会話をしていました。残念ながら大宮到着後は武蔵野線で引き返すことはできないのですが(笑)、このような誤乗車もやっぱりたびたびあるんではないでしょうかね?

イメージ 7 ▲新松戸駅に滑り込んできた大宮行き「しもうさ」号。