毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

パンケーキと言えばアイホップ。(X'mas in Guam;その13)

イメージ 7 ▲グアムでパンケーキ食べるなら、ぜひ日本未上陸のパンケーキショップ「アイホップ(IHOP)」で!

 2017年12月25日、味変シロップ。

 明けてグアム最終日の12月25日はクリスマス。この日も、雲はありますが、青空が広がるよい天気で、暑くなりそうです。ホテルの部屋のベランダからは、タモン・ベイ越しに、恋人岬の方の断崖絶壁がよく見えています。

 この日に泳げるのは午前中だけなので、朝ごはんを食べたあとさっそく海とプールに繰り出し、悔いが残らないように泳ぎまくりました。それにしても、宿泊客にはもちろん日本人も多いですが、圧倒的に韓国人が多いですね。ニッコーホテルの方へ行けば圧倒的に日本人客なのかもしれませんが、韓国人がヒルトン好きだからなのか、単にグアム全体で韓国人観光客が多いからなのか。

イメージ 2 ▲タモン・ベイ越しに見えるホテル群。左がニッコー、真ん中ロッテ、右はウエスティン。

イメージ 1 ▲恋人岬の方の断崖絶壁もよく見渡せてます。

 実は、この日は朝から、グアム名物の水陸両用バス「ライドザダック(Ride the Ducks)」に乗っての島内観光ツアーを予約していたのですが、グアムに到着した日にツアー催行側から電話があり、バスに不具合が出て走れなくなったためツアーは当面中止となったので払い戻しますとのこと。なんてこった!残念!そんなわけで、お昼は、おみやげを買い足したりもしたいので、グアムの中心繁華街へ行ってみることに決定。

 ホテルから無料送迎車で、タモン・エリアの中心にあるグアム最大規模のセレクトショップ「JPスーパーストア」まで送ってもらい、その中のショップを見て回りながら少々買い物をし、それから目抜き通りの「ペール・サン・ビトアーズ・ロード」のゆるやかな下り坂を徒歩で下っていきます。

イメージ 13 ▲タモン・エリアの目抜き通り「ペール・サン・ビトアーズ・ロード」。

 しばらく歩いてたどり着いたのが、パンケーキのお店「アイホップ(IHOP)」。グアム最後の食事は、前日のハンバーガーに続いてアメリカらしくパンケーキを食べようという計画です。

 「アイホップ」は、1958年にロサンゼルスで創業したレストランだそうで、パンケーキ、ワッフル、フレンチトースト、オムレツなど朝食に食べるようなメニューを中心に提供しています。かつては日本にもあったらしいですが、今は撤退して存在しないので、日本では味わえないレストランです。グアムには2店舗あり、今回訪れたタモン店は2号店で、「ペール・サン・ビトアーズ・ロード」に面した路面店です。観光客にも絶大な人気を誇っているので、我々が行ったときは満席ですぐには入れず、順番待ちリストに名前を書いて、外の入り口脇にあるテーブルに座って、グアムの風に吹かれながら順番が来るのを待ちました。

イメージ 3 ▲「アイホップ」タモン店。これは退店時に撮った写真ですが、この外にあるテーブルで順番待ちしました。

 待つことしばし、というかけっこう待ちまして、ようやく順番がまわってきました。店内はなかなか奥深く、席数はけっこうありそう。ショッピングモール「ザ・プラザ」の中に入っていて、「ザ・プラザ」の中からも入れるように奥の方にも出入り口があるのでした。壁紙には、米国本土の「アイホップ」店舗などがデザインされていたり、床やテーブル、椅子が木でできていたり、やわらかでカジュアルでこぎれいな印象の店内です。

イメージ 4 ▲奥の方には「ザ・プラザ」から直接出入りできる入り口があります。

イメージ 5 ▲「IHOP」は創業時の店名「The International House of Pancakes」の頭文字だったのね……

 さて、けっこう待たされてますますおなかが空いたので、さっそく注文しよう。

 「ハウス・オブ・パンケーキ」を自称しているお店であるからして、注文するものはパンケーキ以外考えられない。メニューのパンケーキページを開き、一つはすぐに決まって「ストロベリーバナナ」。これと組み合わせてもう一つ何にするか少々迷い、あれこれ考えた末の結論は「ニューヨークチーズケーキ」。驚くべきことに、「アイホップ」のパンケーキはデフォルトが4枚重ねで、ものによっては2枚重ねにしてもらうこともできるという感じ。デフォルトが4枚重ねとは、さすがアメリカ、カモンベイベー、U.S.A.。

イメージ 8 ▲ついにテーブルに運ばれてきた、左「ストロベリーバナナ」、右「ニューヨークチーズケーキ」。

イメージ 9 ▲「ストロベリーバナナ」を接写。1枚1枚の直径がそんなに大きくないからと言って侮ることなかれ。

イメージ 10 ▲「ニューヨークチーズケーキ」をサイドからズーム。大きさがそろってないところが手焼きっぽくてイイ。

イメージ 11 ▲「ニューヨークチーズケーキ」のホイップクリーム部分に接近。そんなに甘くはないですよ。

 いかにも手焼きっぽく大きさがまちまちの焼きたてのパンケーキが4枚積み重なり、その上に、ホイップクリームだったりバナナだったりストロベリーだったりが載っかって、存在感と重量感は十分。これはノド詰まり必至です。

 それでは、入刀式。四段重ねの断面があらわになると、パンケーキの生地はフカフカというよりは、ぎっしり詰まった凶暴タイプに近いかも。いやいや、焼きたてパンケーキはほっこりと温かく、もちろんおいしいです。アメリカに来てるぜ、カモンベイベーっていう気になれます。でも、でもですね、4枚もあると、ちょっとね、ちょっとだけですけど、飽きてくるかも……と感じたアナタのために、「アイホップ」では、ちゃーんと味変アイテムをご用意しております。テーブルには、ストロベリー、バターピーカン、ブルーベリー、オールドファッションの4種類のシロップが備え付けられていて、これをお好みでかけて食べるのがよろしい。シロップを楽しむにはパンケーキは「オリジナルバターミルク」にするのがオススメ!という声もありますが、どんなパンケーキでもこの味変アイテムは僕らに力を貸してくれるはず。

 そして、完食。いや、食べました、本場アメリカのパンケーキ、大満足、大満腹であります。次にまた来る機会が得られたとしたら、オムレツとかワッフルとかバーガーとか、ソーセージやスパムのセットなんかも食べてみたいです!

イメージ 12 ▲ぎっしり詰まった感たっぷりのこの四段重ねの断面に刮目あれ。

イメージ 6 ▲4種類の味編シロップ。左からストロベリー、オールドファッション、ブルーベリー、バターピーカン。