毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

グアムで巨大ハンバーガー(X'mas in Guam;その11)

イメージ 4 ▲アメリカ来たならハンバーガー。「メスクラドス」の「テリヤキ・バーガー」。

 2017年12月24日、海、きれいすぎ。

 朝食後、さっそく海に出てみました!前日はプールだけだったので、これがグアムの初海。ホテルのプールを通り抜ければすぐ海岸です。砂浜ビーチ部分はほとんどなく、石段を数段下るとそのまますぐに海に突入です。海に突入してすぐのあたりはとても浅く、そのまま遠浅が沖まで続いていて、最初は膝丈ぐらいからだんだんと少しずつ深くなりますが、子どもでもかなり沖まで安心して出て行ける感じです。

 そしてなんと言っても、水がキレイ!おまけに、魚がウヨウヨ、めっちゃたくさん泳いでいて、体の周りにまとわりついてくるような感じです。うーん、これはスゴイ、感激だ!

イメージ 2 ▲遠浅のタモン・ベイの海に初進水。うーん、キレイ。

イメージ 1 ▲わかりますでしょうか、自分の周りをおさかなさんが平然とウヨウヨ泳いでるんです。

 午前中いっぱい、海やプールを行ったり来たりしながら半日過ごし、気がつけばランチタイム。ホテルからは、タモン・エリアのTギャラリアまでとタムニン地区のKマートまで無料で車を出してもらえるということで、おみやげ天国とも称されるスーパーマーケットであるKマートへ行ってみました。ここで、グアムビールとかチョコレートとかナッツとか、ばらまき土産になりそうなものを中心に買い物をし、それからランチに行きました。

 グアム最大の繁華街であるタモン・エリアでなくこちらの方に来たのにはわけがありまして、やっぱりアメリカに来たならハンバーガーが食べたいじゃないですか。で、行ってみたいハンバーガーショップが、このKマートの向かいにあるんです。その名は、「メスクラドス(Meskla Dos)」。

イメージ 7 ▲平屋風の店舗のハンバーガー店「メスクラドス」。

 グアムの中心繁華街から見ると西の郊外にグアムの行政の中心地ハガニアエリアがあり、ここに「Meskla Chamoru Fusion Bistro」というレストランがあるそうで、グアムに伝わる伝統料理であるチャモロ料理にモダンなテイストを「フュージョン(fusion)」、つまり「融合」させた新しいグアム・クィズィーンを提供していて、「フュージョン」に相当するチャモロ語「meskla(語源はスペイン語の「mezcla」)」ということばが店名に使われています。「メスクラドス(Meskla Dos)」は、メニューをハンバーガーにほぼ特化した2号店ということで、「2」を意味する「dos」が店名についています。

 平屋風の建物の入り口を入るとすぐに注文カウンターがあり、主に入って左の方にテーブルが広がっています。テーブルもプラスチック製の腰掛けも安っぽく、駅前食堂的雰囲気ですが、注文カウンターに行列は絶えず、なかなか混んでいて、続き棟の奥の方にようやく空いているテーブルを見つけて着席できました。さ、オーダーしてこよう。

イメージ 3 ▲紙皿にプラスチックのフォークにナイフ。まあファストフードなんだもんね。

イメージ 5 ▲左、「"Maga'Lahi" Burger」、右、「"Teriyaki" Burger」。

 まず、「テリヤキ・バーガー」。バンズにはさまっているのは、いちばん下にたっぷりレタス、その上に分厚くてごつごつとした見た目の8オンス(=約225g)のパテ、その上にロースト・パイナップルがのっかり、アイオリソースがからめてあります。これにごそっとフライドポテトが付いて、これが紙皿にどさっと載って出てくるところがさすがアメリカのファストフード。

 もう一つは、「マガ・ラヒ・バーガー("Maga'Lahi" Burger)」。メニューの中でいちばん大きくて値段もいちばん高かったので、注文してみた。これは「The Chief's Burger」と位置づけられているスゴいバーガーらしい。「マガ・ラヒ」とはチャモロ語で「maga’låhi」と書き、「チャモロの族長(the first born, high ranking male head of a Chamorro clan)」というような意味。そりゃスゴいわけだ。

 まず、バンズの直径がでかい。テリヤキ・バーガーより二回りくらい大きい(「a super king bun」というらしい。)。上側のバンズをぺろっとめくって中をのぞいてみると、いちばん下にレタスを敷いた上に、平たくのばしているので立体感には乏しいけれども1ポンド(=約454g)のパテが鎮座ましまし、その上にはとろけたスライスチーズが3枚、そしてトマトが載ってます。ソースはグアムのローカル唐辛子「ブーニーペッパー(boonie pepper)」を使った激辛ソース(firecracker sauce)。2ドルプラスで目玉焼きとベーコンを追加できたことをあとから知って、残念!大きすぎるので、フライドポテトは別皿盛りです。テリヤキもマガ・ラヒもパテがけっこう焦げているのが何事につけ雑なアメリカっぽい?でも、食べてみるとそれほどヘビーではなく(平たくて食べやすいからか?)、あっという間に完食。おかわりしたいくらい。もっと食べたーい!

イメージ 6 ▲「マガ・ラヒ・バーガー」のバンズをぺろりとめくって中身を拝見。