毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

緑の「みどり」(2017年月イチ日本・10月編;その5)

イメージ 3 ▲佐世保バーガーをがっつり食べて、特急「みどり12号」で博多に向かいます。

 2017年10月1日、ハイパーサルーン。

 実はこの日は、佐世保を早朝に出発し、まだ乗ったことのない松浦鉄道で伊万里まで出て、伊万里からこれまた未乗の筑肥線、唐津線で西唐津、更に唐津線で佐賀まで行き、佐賀から博多へ抜けようと計画していたのですが、朝早く起きる気に全然なれなかったので、ゆっくり出発することに変更。こうやって松浦鉄道、筑肥線、唐津線はいつまでも未乗のままなのである。

 佐世保駅みなと口側の「シーサイドパーク」で佐世保港の風景を眺めたあとは、ホームへと上がります。これから乗るのは、10:43発の4012M特急「みどり12号」博多行きです。

イメージ 1 ▲佐世保駅みなと口。手前の道路の上には西九州自動車道佐世保道路の高架道路が通っています。

 前日、福岡空港から来るときは高速バス「ノンストップさせぼ号」に乗りましたが、確かにバスも便利です。しかし、やっぱり1回くらいは列車にも乗りたいので、この日の目的地も福岡空港ですが、あえて列車で行きます。

 2018年3月のJRダイヤ改正では、九州各地で運行列車本数が1日あたり117本減便されましたが、特に佐世保線では、早岐~佐世保間の普通列車が上下合わせて16本削減されました。そのかわり、早岐~佐世保間に限り、特急「みどり」に特急券なしで乗車券のみで乗れるという特例措置がとられることになりました。早岐以遠を走る普通列車の多くが佐世保発着から早岐発着に短縮されることによる減便のようですが、早岐と佐世保の間にある日宇駅と大塔駅の2駅はよっぽど乗降客数が少ないということでしょうか。早岐より向こうと佐世保とを普通列車で移動するには早岐で乗り換えなければならない場合が増え不便になると思うのですが、そのような乗り方をする利用客も少ないのでしょうかね。

イメージ 5 ▲佐世保駅の駅名標のシンボルマークは佐世保独楽と九十九島をイメージしたものらしい。

イメージ 4 ▲3番線では、10:24に博多から到着した特急「みどり3号」が折り返しのための車内整備中。

イメージ 6 ▲長いホームが早岐方にのびる佐世保駅構内。

 この日の時点では、ダイヤ改正でそんな減便が行われるなどとはつゆ知らず、特急「みどり12号」に乗って博多を目指します。

 ホームに上がったときには、3番線には既に列車が入っていて、各乗車口には乗車待ちの列ができています。10:24に博多からの4003M特急「みどり3号」が到着し、まだ折り返しのための車内整備が終わっていないのですね。

 特急「みどり12号」は783系「ハイパーサルーン」車両で運転されます。早岐で特急「ハウステンボス12号」を併結するので、佐世保発車時は5~8号車の4両編成で出発します。先頭は5号車です。この日はCM-35編成が充当されていて、先頭の5号車は併結が可能な貫通切妻型になっていて、前面が緑色に塗られています。さすが特急「みどり」だけはある。

イメージ 2 ▲佐世保出発時点の最後尾車両は8号車。

イメージ 7 ▲行き先表示が今も巻き取り式なのがいいですね。木が3本の森マークもほほえましいし。

イメージ 8 ▲6号車ドア脇の号車案内と783系ロゴ。かなりくたびれてきているのが一目瞭然。

イメージ 9 ▲6号車B室ドア脇の窓は、第1次リニューアル改造時に車内販売準備室を造ったのでふさがれています。