毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

HND RWY34Lエンド 着陸機待ち(2017年月イチ日本・9月編;その8)

イメージ 1 ▲羽田空港国際線146番ゲートで出発を待つ香港行きJL029便。

 2017年9月21日、ジャンボジェット。

 08:51に羽田空港第1ターミナル5番ゲートにスポットインしたJAL140便を降りて、次は国際線ターミナルへ移動して、10:00発の香港行きJL029便に乗り継ぎます。託送荷物は青森空港で預けてスルーになっているし、チェックインも青森空港で済んでいるので、体だけ国際線ターミナルへ行けばよく、最小乗継時間も60分あればよいことになってはいるものの、60分ちょっとでの乗継はやっぱりちょっとあわただしいです。同じターミナル内での乗継なら少しは楽なんでしょうけど。

 この日のJL029便は出国審査場からほぼ最も離れたはるか遠くの146番ゲートからの出発。ラウンジへ立ち寄るヒマも買い物をするヒマもなくまっすぐゲートへ駆けつけましたが、行ってみると、アナウンスが繰り返し流れていて、香港までの航路上に悪天候があるため、香港側管制からの着陸許可の関係で搭乗を始められずにおり、悪天候に備えるために燃料を追加するかどうかについて検討しているので、並んでいるお客様はお座りになって今しばらくお待ちください、とのこと。ゲート前に長く伸びていた列はいったん解散し、搭乗開始待ちとなりました。なーんだ、そうであればちょっと売店にでも寄ってくればよかった。

イメージ 2 ▲いつまで見られるか、タイ国際航空のB747-400ジャンボジェットを眺めながらタキシング。

 この日のJL029便の機材はレジJA-701JをつけたB777-200ER。2017年4月にスリランカへ行ったときに羽田からシンガポールまでJL037便に乗ったときもこの機材でした(そのときの記事はコチラ。)。

 待つことしばし。航路上にある悪天候を回避するために航路変更が生じ、そのための燃料を追加したとのアナウンスがあり、10:08に搭乗が始まりました。燃料を追加するために出発時間が遅れるというのは初めての体験です。いったいどれほどの悪天候が航路上のどのあたりに鎮座してしまっているのでしょうか。

  僕も搭乗して、6番K席に着席。機内には「SKY SUITE 777」が導入されていて、ビジネスクラスのシートも、全席通路アクセス可能なフルフラット型新シート「SKY SUITE Ⅲ」です。素直にウレシイ。

イメージ 3 ▲RWY34Lにおりてきたスカイマーク機の向こうには東京湾アクアラインの「風の塔」。

イメージ 4 ▲このスカイマーク機はどこから飛んで来たのかな。奥にはRWY05からの離陸待ちの飛行機も見えてます。

イメージ 5 ▲離陸して右急旋回すると、右手には羽田空港の全景がくっきりと。

イメージ 6 ▲「彼岸晴れ」という言葉があるのかどうか、この日の関東平野はすばらしい青空の広がる快晴。

 ドアクローズは10:24。遅れはそんなに大幅にならずに済みました。シートTVのフライトマップには、この日の飛行距離3,213km、予定飛行時間3時間57分と表示されています。

 10:27にプッシュバックし、10:27にタキシング開始。RWY34Lエンドまで来たところで、着陸機待ちでしばしストップ。どこかから飛んで来たスカイマーク機が着陸するのを待って滑走路を横断し、更にタキシングを続けてD滑走路まで行きます。

 そして10:55、RWY05から離陸。高度を上げながら右へ急旋回し、進路を西にとります。この日の東京地方はほとんど雲のない快晴で、地上の景色がとてもよく見えます。右旋回し終わると、右手には離陸したばかりの羽田空港の全景が手に取るように見えるではありませんか。

 離陸後まもなく、右手には富士山が見えてきました。富士山の南側に、そこだけぽかりと雲が浮かんでいて、その雲の陰になって末広がりの稜線はよく見えないところもありますが、頂上部分はよく見えています。雪をかむって純白に雪化粧した冬の富士山と違って、山頂の火口部は真っ黒です。この天気だと、機上からはもちろん見えませんが、大勢の登山客でにぎわっていることでしょう。でも、やっぱり富士山は眺めるなら雪をかむった純白の富士山の方がいいね。

イメージ 7 ▲雲の陰になってますが富士山が見えてきました。この写真だとわかりにくいですね。

イメージ 8 ▲山頂部はくっきりはっきり。大勢の登山客でにぎわっているに違いない。

イメージ 9 ▲左奥に広がっているのは南アルプス市、中央市、笛吹市、甲府市など山梨県内の都市部ですかね。

 更に西へ飛ぶこと約●分、眼下の景色はいつしか愛知県に入ってきました。こちらも天気はすばらしく良く、知多半島があまりにもはっきりと見えます。知多半島の向こう、伊勢湾の奥にぽつんと浮かんで小島のように見えるのは中部国際空港セントレア。もう少し近づいてみると、セントレアもはっきりと見えました。最近セントレアは全然利用する機会がないですが。

イメージ 10 ▲愛知県方面もすばらしいお天気で、知多半島がくっきりと見えてきました。

イメージ 12 ▲知多半島越しの伊勢湾の奥に見えるのは、中部国際空港セントレア。

イメージ 11 ▲最近全然利用する機会がないセントレアもくっきりと。