毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

The Qantas Hong Kong Lounge(2017年月イチ日本・9月編;その5)

イメージ 4 ▲香港空港で出発を待つ東京成田行きJL736便はドリームライナー。

 2017年9月19日、うちの近所。

 香港で一晩過ごし、明けて19日の朝、また香港空港へやってきました。これから乗るのは10:40発の東京成田行きJL736便です。今回もマイレージでビジネスクラスにアップグレードできたので、ラウンジが利用できるんですが、使えるのはキャセイパシフィック航空のラウンジではなく、カンタス航空の「The Qantas Hong Kong Lounge」。

 場所は、出国審査を抜けてすぐ右の方へ入っていった奥なので、行ったことがないとちょっとわかりにくいんですが(通路も狭いし)、入ってみれば、これはなかなかスバラシイ。入口の狭さからは想像できないほど中は広々としていて、しかもQF便はシドニー行きもメルボルン行きもブリスベン行きも夜発なので、朝の時間帯には利用客が多くはなく、静かでゆったりくつろげて、申し分なし!ターミナルビルの巨大なガラス張りから行き交う飛行機が存分に見渡せて、開放感も半端ない。JAL利用客にカンタスのラウンジが割り当てられるようになったのは2015年12月からだそうですが、以前は、利用航空会社に関係なく有料で誰にでも開放されている「Plaza Premium Lounge」の奥の方の一角が割り当てられていましたが、狭くて窓もなく、しかもほとんど空席がないほど混雑していたので、カンタスのラウンジが使えるようになってよかったわー。今回は食事はほとんどせず、シャンパンをちびちび飲みながらまったりしただけでしたが、フードもドリンクもかなりの品揃えでしたよ。

イメージ 1 ▲「The Qantas Hong Kong Lounge」。バーカウンターの向こうに行き交う飛行機たちがよく見渡せる。

イメージ 2 ▲ラウンジ内のフード・エリア。ほんの一部です。

イメージ 3 ▲カンタスのラウンジからも遠目にJL736便が見えています。手前は11:30発モスクワ行きSU213便。

 この日のJL736便は、レジJA-835JをつけたB787-8「ドリームライナー」。24番ゲートからの出発です。

 10:17に搭乗し、3番K席に着席。シートはプライベート感の高いフルフラットタイプの「JAL SKY SUITE」ではなく、「JAL SHELL FLAT NEO」が2×2×2で並んでいるのがちょっと残念。ロングフライトではないからしかたないか。

 10:30にドアクローズになって機内を見回すと、ビジネスクラスはだいぶ埋まった感じ。成田空港までの距離は2,963km、予定所要時間は3時間35分との表示がシートテレビに出ています。隣に座った日本人のおばちゃんはさっそく爆睡モードのようです。

イメージ 5 ▲離陸直後に見える建設中の交錯した道路は、「港珠澳大橋」の香港側出入境手続施設の人工島へつながってます。

イメージ 6 ▲この日は香港ディズニーランドもばっちり。

 10:38にプッシュバックになり、10:46にタキシングを始めましたが、離陸待ちの行列が長くてなかなか順番がまわってこず、離陸できたのは11:09になってから、RWY07Rからでした。

 RWY07Rから離陸して、右側の席に座っていると、まず目に入るのは、建設中の「港珠澳大橋」関連の道路です。香港空港の東側にかなり大きな人工島が造成されていまして、ここに香港側の出入境手続施設が設けられるようです。そこへつながる道路が鋭意建設中なんですね。

 この日は、香港ディズニーランドもよく見え、そのあとランタオ島から離れると、今度はいよいよ香港島が見えてきます。香港島の北西の角のあたりが見えてきて、あのへんは香港地下鉄MTR港島線の西の終点「堅尼地城(Kennedy Town)」のあたり。おいしいレストランやこじゃれたパブがたくさんありながら下町っぽい雰囲気も濃厚で、僕のお気に入りの場所でして、ちょくちょく通ったものです。なつかしいなあ。

イメージ 7 ▲香港島の北西部「堅尼地城(Kennedy Town)」のあたり。

 香港島の南側上空を西から東へ抜けて行くので、ケネディタウンあたりの次に見えてきたのは、2015年11月まで僕が住んでいたアパートのベランダからも見えていた「南丫島(ラマ島)」の全景。ふと真下を見ると、アバディーントンネルを抜けて「海洋公園(オーシャンパーク)」や黄竹坑地区、そして香港仔(アバディーン)地区へ抜けるあたり。2016年末に開通したばかりのMTR南港島線の海洋公園駅や黄竹坑駅がよく見えています。南港島線の終点・利東駅がある島「鴨脷洲(Ap Lei Chau)」も見えます。MTRが開通して、このあたりの開発も一層進むことでしょう。またまた不動産価格が高騰して、もう僕らなんか住めないかもね。

イメージ 8 ▲香港島の西南に浮かぶラマ島。ラマ島、香港島、赤鱲角(空港島ですね)に次いで香港で4番目に大きい島。

イメージ 10 ▲MTR南港島線の開通でますます発展しそうな黄竹坑地区と「鴨脷洲」(右上)。

イメージ 9 ▲北から下るアバディーントンネルを抜けたあたり。MTR海洋公園駅と黄竹坑駅がわかります。