毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

完成近づく「港珠澳大橋」(2017年月イチ日本・9月編;その4)

イメージ 2 ▲KA901便の機内食。前菜は「鶏のムネ肉のマリネ レモンとハーブとプルーンのドレッシング添え」。

 2017年9月18日、「メッセージ」。

 北京発香港行きKA901便の機内はすぐにランチタイムに。そもそもプッシュバックするまで50分近くも待たされたので、時間はもう14時を回っているし、ラウンジでちょっと食べたとは言え、腹減った。

 JALやANAだと、3時間ぐらいの短距離路線の機内食はビジネスクラスでもワンプレートでいっぺんにほぼ全部出てきますが、キャセイはそうではない。前菜とメインが別々に出てくるんですね。

 で、今回の前菜(TO START)は、「Marinated chicken breast with lemon, herbs and prune dressing(鶏のムネ肉のマリネ レモンとハーブとプルーンのドレッシング添え)」。ハーブ野菜やブドウ、松の実、ドライプルーンなども散らしてあり、見るからにヘルシー。温めたパンがカゴに持って運ばれてきて、4、5種類のうちから自由に選べるのもうれしいです。

イメージ 1 ▲最初はこんな形でトレーが運ばれてきまして、このあとパンのカゴがやってきます。

 せっかくなので赤ワインをいただいて、サラダチキン的なチキンマリネを食べてすでにまったり。混んでないんだから、空になったグラスを見てワインを注ぎ足しに来てくれたり、もう少し気が利いたサービスをしてくれたら更にいいんだけどな。

 前菜を食べ終わった頃を見計らって、メインディッシュを並べたワゴンがまわってきます。この日のメインは3種類あり、アツアツに温められたメインをずらりを並べてワゴンで持って来られると、ちょっと特別感があっていいですね。

 この日のメインは、「チャイナワールドホテル北京(北京中国大飯店)」内にあるレストラン「ARIA」の監修による「牛のほほ肉の煮込み ポートワインソース リヨネーズポテトとズッキーニとニンジン添え(Stewed beef cheek in port wine sauce, Lyonnasie potatoes, zucchini and carrot)」、「チャイナワールドホテル北京」と同じ敷地内にある「国貿商城」に入っているレストラン「紅館(The Red Chamber)」の監修による「蒸したシーフード(ロブスター、ホタテ、エビ)と豆腐の塩漬け卵、カボチャ、カニ肉ソース添え 白いごはんと野菜とともに(Steamed seafood (lobster, scallop and prowns), tofu in salty egg pumpkin and crabmeat sauce steamed rice and vegetables)」、そして日替わりの「Asian delight」メニューのこの日は「ターメリック・チキン 甘めのガーリック・ビネガーソース添え ココナッツライスと野菜とともに(Turmeric chicken with garlic sweet vinegar sauce coconut rice and mixed vegetables)」の3種類。どれにするか、ナヤム。

イメージ 3 ▲前菜の皿が下げられ、ワゴンでまわってきた3種類のメインの中からビーフのほほ肉の煮込みをチョイス。

イメージ 4 ▲ほほ肉はよく煮込まれてほろっほろのやわらかさ。でもターメリック・チキンも食べてみたかったかも。

 結局、牛肉を食べたいような気がしたし、赤ワインに合いそうだったので、ビーフのほほ肉の煮込みをチョイス。ポートワインソースにくるまれた煮込みビーフはほろっほろのやわらかさで、付け合わせのポテト、ズッキーニ、ニンジンも十分ボリューミーで、おいしくいただきました。が、ターメリック・チキンも食べたかった。ココナッツライスが嫌いだからチョイスしなかったんだな、きっと。

 食後は、illyの熱いホットコーヒーとハーゲンダッツのアイスクリーム。アイスクリームのカップがデカップだ!これ全部食べたら、ハーゲンダッツだけでもけっこうなボリューム。コーヒーもマグカップにたっぷりと。キャセイ・ドラゴン、惜しげないなあ。

イメージ 5 ▲食後はマグカップにたっぷりのホットコーヒーとデカップのハーゲンダッツ・アイスクリーム。

イメージ 6 ▲食後のまったりムードのビジネスクラスキャビン。シートは2×2×2アブレスト。

 シートテレビがあるので、フライトタイムは長くないですが、映画鑑賞。公開時に、登場する宇宙船の形が栗山米菓のヒット商品「ばかうけ」に似ていると話題になった、2017年5月日本公開の映画「メッセージ」があったので見てみました。このときは、巨大タコみたいな異星人にいきなり「human」と書いた文字を見せるあたりから、「いきなり英語のアルファベット見せられても異星人も困るでしょう」的に、この設定、あり得ない!という感じで見続けたので、見終わっても「なんだかなー」感だけが残りました。しかし、あとで調べてみると、この映画、評価が非常に高い!巨大なタコが文字なんかもってるわけないという根拠のない先入観を持って見てしまった自分がいけなかったのだろうと思われるので、気持ちを入れ替えてもう一回見てみたいのだが、その後まだ機会がないなあ。

イメージ 7 ▲香港版「海ほたる」でしょうか。「港珠澳大橋」海底トンネル入口になる人工島。だいぶできてきてるね。

 さて、香港空港へファイナルアプローチ。かなり工事が進んできている香港、マカオ、珠海を結ぶ「港珠澳大橋(Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge)」が眼下に見えます。全長55kmのこの大橋は、香港空港沖からマカオへ向かっての6,648mが海底トンネルになっており、橋梁部とトンネル部の境目が人工島になっています。香港版「海ほたる」という感じですが、この人工島に特に愛称はつけられていないようですね。

 KA901便は、16:54にRWY07Lにランディング。この日の飛行時間は3時間04分でした。17:02に2番ゲートにスポットイン。2番ゲートからだと入国審査場が近くて楽だなあ。

イメージ 8 ▲香港空港2番ゲートに到着したKA901便。