毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

さよなら瀋陽(その3)

イメージ 1 ▲成田空港から千葉行きの6両編成の普通列車が出てるなんて知らなかった。車両は何を使ってるんだろ?

 瀋陽からのNH926便が15:47に沖停めでスポットインし、バスでターミナルビルへ移動。いつもだとこのあとはスイスイと入国審査が済むところですが、この日は違った。

 8月16日、まさにお盆休みを利用した海外旅行からの帰国ラッシュのピークの日ではないか!いつもの帰国時なら、入国審査場の外国人レーンは混雑していても、日本人レーンは人が少なくすぐに通れていましたが、この日は完全に逆で、日本人レーンは信じられないほどの長蛇の列。顔認証システムが導入されて列が進むのが速くなったとは言え、この列は長すぎる。おまけに、入国審査場、狭すぎる!2020年に外国人訪日観光客4,000万人の目標を掲げるなら、成田空港の施設拡張など抜本的な解決策が必要なのでは?

イメージ 2 ▲思いのほか時間がかかってようやくたどり着いた成田空港駅。

 そんなわけで到着ロビーまで出るのに思いのほか時間がかかってしまい、JR成田空港駅にたどり着いたときは、次の列車は16:44発の2038M特急「成田エクスプレス38号」か、16:58発の快速久里浜行き4624F。僕はこの日は馬喰町にある定宿のホテルへチェックインすればいいだけ急ぐこともないので、久里浜行き快速のグリーン車でのんびりゆったり行くことに決定。

 16:43、2番線に久里浜からの快速4325Fが到着すると、1番線の「成田エクスプレス38号」が発車していき、2番線の方は折り返し16:58発の快速久里浜行きになります。グリーン車もすぐに乗車でき、車内にゆったり座って発車を待つことができます。

イメージ 3 ▲1番線は16:44発の特急「成田エクスプレス38号」。

イメージ 4 ▲巻き取り式でないのは残念。久里浜までは2時間59分、けっこう遠い。

 重くて大きなスーツケースとキャリーバッグを引っ張っているので、2階建てグリーン車4号車の後部平屋部分の座席に陣取ります。平屋部分だと天井も高いし、アテンダントさんによる車内販売もあるし、なかなか快適なので、このまま終点久里浜までの2時間59分を乗り通してみたくなります。

 しかし、1994年から投入が始まったE217系車両はさすがにくたびれてきてます。ドア脇に描かれた「グリーンマーク」なんて、色落ちしてしまってほぼ真っ白になりかってます。今年9月4日にはJR東日本から、横須賀・総武線快速の車両を2020年度からE235系へ順次置き換えていく旨の発表があったので、E217系は徐々に乗り納めモードへと移っていくことになりましょう。

 成田空港発久里浜行き快速4624Fは、成田や千葉でも長い停車時間はなく、淡々と走って馬喰町には定刻18:20に到着。あーあ、日本に帰ってきてしまったよ。翌朝は職場の人事課に出頭して辞令交付を受けなければなりません。早くまたどこか海外駐在になりたいな……

イメージ 5 ▲E217系車両で運転される横須賀・総武線快速。今回も4号車グリーン車の平屋部分に乗車。

イメージ 6 ▲だいぶくたびれてきているE217系、グリーンマークは色落ちして真っ白状態に。