B767-300ERで飛ぶ北京（2017年月イチ日本・夏休み編；その31）

▲羽田空港国際線ターミナル112番ゲートで出発を待つ北京行きJL025便。

　2017年8月19日、北京で一泊。

　羽田空港国内線第1ターミナルの「札幌ラーメン雪あかりブルースカイダイニング店」でオーソドックスな味噌ラーメンと焼き餃子を食べたあとは、国際線ターミナルへ移動して、16:50発の北京行きJL025便にチェックイン。この日の機材は、レジJA-654JをつけたB767-300ER。112番ゲートからの出発です。

　今回もマイレージでビジネスクラスにアップグレードができたんですが、16:38に搭乗し、5番K席に着席してみると、ビジネスクラスのシートはフルフラットになる「JAL SKY SUITE Ⅱ」ではなく、「JAL SKYRECLINER」シートが2×2×2配置で並んでいてプライベート感はあまりなく、シートテレビも座席下からの引き出し式なんですが、まあ北京までの短距離路線なのでしかたない。

　それにしてもさすがビジネス路線、ビジネスクラスも含めてなんだかすごく混んでます。この日の飛行時間は3時間10分だそうです。

▲JAL機の着陸を待って、RWY34Rから離陸します。

　16:49にドアクローズし、16:53にプッシュバック、16:58にタキシングと進み、RWY34RエンドでJAL機の着陸を1便待ってから、17:12にRWY34Rから離陸。羽田空港上空は低い雲が一面に立ちこめる曇天で、離陸後すぐに雲の中に入り、高度を上げて雲を突き抜けたあともしばらく雲上飛行が続きました。福井県鯖江市上空から日本海へ抜ける頃にようやく雲が切れ、能登半島の付け根から福井県にかけての海岸線の一部や日本海がよく見えるようになりました。

　このあたりでサービスが始まります。まずはドリンクサービス。夕方から夜にかけての便なので、遠慮なくアルコールをいただこうじゃないの。減載になった「ドライなっとう」も「ください」と言えばちゃんともらえます。これと「あられミックス」をつまみに、まずはプレモル！

▲福井県上空から日本海へ抜ける頃、ようやく雲が切れてきました。

▲見えてきた海岸線は能登半島の付け根の西海岸、羽咋市あたりの海岸線。

▲減載の「ドライなっとう」ももらえて、プレモルでカンパイ！

　さて、お食事の方は、さっき国内線第1ターミナルで味噌ラーメンと餃子を食べただけなので、今回は素直に和食をお願いしました。ちなみに洋食のメインは「牛フィレ肉のグリル柚子胡椒ソース」でした。

　和食の方は、酒の肴になりそうな前菜が多彩で、目移りしそうなほど。上の段の左から「赤かぶ漬　柚子大根　野沢菜漬」、「絹豆腐　和牛生姜煮のせ」、「蛸ひしほ味噌とセロリ和え　ピリ辛タンスモーク　そら豆」、下の段の左から「烏賊ともずく　柚子ジュレ和え　青とさか海苔　いくら」、そして「鯛塩焼とこぶし　海老艶煮、揚げじゃが　豚ロース塩ダレ」というラインナップ。蛸のひしほ味噌とか、たまらんなあ。これでは酒が進んでしまう。ということで、赤ワインは「ルイ・マックス　ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ(Louis Max Bourgogne Hautes Côtes de Beaune)」をいただき。

　メインは「鰆幽庵焼」。厚揚げ、いんげん、ニンジン、ベビーコーンが添えられていて、上品な味付けながら、ごはんにもよく合い、JAL自慢のおいしいお米のごはんと味噌汁がついて、大満足。

▲今回のお食事は和食にしました！

▲酒の肴になりそうな前菜がこんなにたくさんあって、酒が進んでしまうがな。

▲柚子の細切りがさりげなく載せられた鰆の幽庵焼。お酒にも、ごはんにも。

　いくら酒が進むからと言って、だらだらと飲み続けていると、行き先は北京なので、すぐに着いてしまう。いいところで飲みは切り上げて、食事を終えます。いつものことですが、JALは白いごはんがおいしい。どこ産のなんていう米を使っているんだろう？
　
　食後は、ホットコーヒーとハーゲンダッツのアイスクリームで、まったり。この頃には、日の長い真夏とは言え、東の空に広がる雲には茜色が差し始め、下界はだいぶ暗くなってきている様子。

　そして、すっかり日も暮れた頃、所定到着時刻19:45よりだいぶ早く、19:27に北京空港RWY01に着陸し、19:35にE19晩ゲートにスポットイン。飛行時間は3時間15分でした。この日は無理に瀋陽へ移動することはせず、北京空港近くのホテルに泊まります。