毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

東京上空、大雨。(2017年月イチ日本・夏休み編;その25)

イメージ 2 ▲松山空港で出発を待っている羽田行きANA584便はスターウオーズジェット「C-3PO ANA JET」塗装。

 2017年8月16日、山田屋まんじゅう。

 明けて8月16日、また青森へ戻ります。

 朝の松山空港へやってきて、これから乗るのは09:30発の東京羽田行き。この日の機材はレジJA-336JをつけたB737-800です。

 松山空港にもサクララウンジがあるので、出発前のひとときをサクララウンジで過ごします。そしたらなんと!サクララウンジでは、松山と言えばコレ!という「ポンジュース」と「山田屋まんじゅう」をいただくことができました。松山銘菓は数々あれど、やっぱり1867年(慶応3年)の「山田屋」の「山田屋まんじゅう」が上品でおいしい。買うとけっこう高い(笑)。無料で食べられて、たいへんウレシイ。

イメージ 1 ▲東京羽田行きJAL432便はレジJA-336JをつけたB737-800での運航。

 09:20に搭乗し、1番A席クラスJ席に着席。窓から見えるのは、09:50発のNH584便ですが、この日はレジJA-743Aをつけたスターウオーズジェット・シリーズの「C-3PO ANA JET」塗装になったB777-200。なにしろ僕は、1977年公開の第一作から今に至るまで、一度も「スターウォーズ」を観たことがないので、「C-3PO ANA JET」が隣に見えても、特になんとも思わないなあ(笑)。偶然乗ることができたりしたらちょっとは楽しいかもしれんけど。

 さてこちらは、09:30にドアクローズとなったものの、09:38になって機内アナウンスが入り、管制から09:53に離陸するよう指示されているとのこと。お盆休みも終盤でUターンラッシュがピークでしょうから、航空路もかなり混雑してるんでしょう。ちょうどこの頃から小雨も降り始めました。

イメージ 3 ▲離陸後すぐに左旋回し、見えているのは松山市から伊予市にかけての海岸線。

 09:40にプッシュバックが始まり、09:45にタキシング、そして管制からの指示どおり、09:53にRWY32から海へ向けて離陸しました。雨は降り続いていて、周囲は真っ白で、雲の中に入らなくてもなかなか地上が見えません。

 離陸後、瀬戸内海上空ですぐに左へ大きく旋回し、伊予市のあたりから四国の内陸部へ戻って、高知の方へ斜めに横切っていきます。高知市の西郊にある「グリーンフィールゴルフ倶楽部(高知県高岡郡日高村)」から高岡郡越知町にかけてが雲の切れ間から見えましたが、うっすらですが虹もかかっていました。

イメージ 4 ▲右下の「グリーンフィールゴルフ倶楽部」のあたりに虹がかかってるの、見えますよね?

 東へ飛行するにつれて雲は少なくなってきて、紀伊半島南端上空を通過するときには、紀伊半島の海岸線がずぅっと遠くまで見通せていました。紀伊半島の東岸に抜けても海岸線はよく見えていて、「七里御浜」の美しい海岸線が目を引きます。「七里御浜」は、三重県熊野市から紀宝町にかけての熊野灘に面した海岸線で、その長さは約22km、つまり七里あるので「七里御浜」。浜伝いの熊野詣の道「熊野古道伊勢路」の一部なので、世界遺産でもあります。今のJR熊野市駅の辺りから新宮、熊野速玉大社までは「七里御浜」の浜辺の道が使われていたそうで、「浜街道」とか「巡礼道」と呼ばれていたそうです。

 しかし、このあたりからもう少し東へ飛ぶと、眼下には分厚い雲が広がって一面を埋め尽くし、地上の景色はまったく見えなくなってしまいました。

イメージ 5 ▲紀伊半島西岸、御坊市から紀伊田辺市にかけての海岸線。

イメージ 6 ▲紀伊半島東岸、「熊野古道伊勢路」の一部、約22kmにおよぶ「七里御浜」もよく見えます。

イメージ 7 ▲しかし、眼下は再び分厚い雲に覆われてしまいました。

 最終の着陸態勢になって高度が下がり始め、分厚い雲を抜けてみると、東京は激しい雨。昨日の関西の雨雲が移動してきたのかと思えるほど。Uターンラッシュのピークがこんな雨では、みんなたいへんでしょうね。

 窓に打ち付ける雨を衝いて、JAL432便はぐんぐん高度を下げ、11:06にRWY34Lに着陸し、定刻から10分遅れで、11:10に7番ゲートにスポットインしました。このあとの乗継もうまくいきますように……

イメージ 8 ▲東京上空は激しい雨。機窓を雨が打ちつけます。

イメージ 9 ▲7番ゲートにスポットインしたJAL432便。