伊丹空港、大雨。(2017年月イチ日本・夏休み編;その23)
▲男鹿半島の付け根あたりの上空を飛行中。
2017年8月15日、どしゃ降り。
青森発大阪伊丹行きのJAL2154便は、好天の青森県、秋田県上空を順調に飛行中。男鹿半島を過ぎたあたりから、日本海側の海岸線に沿うような形で南下していきます。
離陸から40分弱ほどで右側に見えてきたのは、佐渡島。少し雲は浮かんではいますが、佐渡島の全貌を隠すほどではありません。空はどこまでも青く、海もどこまでも青く、なんとも快適なお盆フライトです。
▲青い空と青い海にはさまるように佐渡島。
ところが。
なんと、関西地方、とんでもない大雨です。北日本はあんなにすばらしいお天気だったのに……
分厚い雲を抜けて雲の下に出ると、大阪の街が雨にけむっています。新大阪駅の真上を通り過ぎてぐんぐん高度を下げ、15:12にRWY32Lに着陸。この日の飛行時間は1時間22分でした。
こんな本降りの雨の日だというのに、JAL2154便は46番スポットに沖停めになり、ターミナルへはバスでの移動です。ターミナル内に入って窓の外を見やると、今降りてきたJA2154便がずーーっと向こうにぽつんと置き去りになっているのが雨に煙っています。雨脚はますます強くなったようです。
▲新大阪駅上空を通過。新幹線と在来線がみごとに交わっています。
▲ターミナルから遠く離れた46番スポットに沖停めになっちまいました。
▲ターミナルビル行きのバスの中から。ドア上に屋根のようなのが付けられるんですね。
▲ターミナルビルの窓から、あんな離れたところで雨に煙るJAL2154便の姿が見えました。
大阪伊丹空港では、20分の乗継時間で、15:35発の松山行きJAL2305便に乗り継ぎます。乗継時間がギリギリの20分でしかも沖停めになったのでちょっと焦りましたが、JAL2305便の方が到着機遅れのため出発が10分遅れの15:45発になったので、ちょっと余裕ができてほっとした。
この日のJAL2305便は、レジJA-212JをつけたJ-AIRのエンブラエルERJ-170。15:38に搭乗して14番K席に着席し、15:42にドアクローズ。機内は7割ほどが埋まったでしょうか。シートは2×2席の19列あるのですが、14番の列は僕1人だけで、15番はA席とC席の2人だけ、16番も1人だけで、ほとんどが前半分に集められて座っているという感じでした。重さの関係なんでしょうね。
▲15:35発松山行きJAL2305便は到着機遅れのため10分遅れの出発に変更。
雨は全然衰えず、遠くの視界が霞むほど。ちゃんと飛ぶんでしょうね……と、そんな心配をよそに、15:47にプッシュバックし、15:52にタキシング。離発着機待ちがけっこうあって、離陸したのは16:01、RWY32Rからでした。
離陸するやすぐに雲の中に突入し、しばらくかけて雲の中を突っ切って、ようやく雲の上に出れば、青空が目にまぶしいですが、眼下には分厚い雲海が広がっています。
▲離陸直後に厚い雨雲の中に突入。
▲やっと雲を突っ切って雲上へ出ました。
伊丹~松山線のブロックタイムは45分ですが、実際の飛行時間はもっと短く、雲の上に出たかと思ったらまたすぐに雲の中に入り、どんどん高度を下げてきます。雲の下に出ると、眼下には瀬戸内の島々が広がります。西の方は白い雲が浮かんでだいぶ明るいですが、こっち側は空一面、灰色の雲が垂れ込めているので、この段階で機窓から見る限り、雨は降っていないようですが、松山も雨は降ってないでほしい~。
ということで、JAL2305便は16:37に松山空港RWY14に到着。飛行時間は26分でした。松山は晴れ。雨降ってない。よかった。リムジンバスで市内へ向かいます!
▲雲の上に出たかと思ったらすぐにまた高度を下げ、雲の下に出てみれば瀬戸内の島々が眼下に。
▲瀬戸内の島々を眺めながら松山空港へファイナルアプローチ。