毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

新函館北斗駅で初下車(2017年月イチ日本・夏休み編;その18)

イメージ 2 ▲南千歳駅に到着した特急「スーパー北斗16号」。久しぶりに乗るなあ。

 2017年8月14日、渡島大野。

 僕が南千歳駅からこれから乗るのは、15:15発の16D特急「スーパー北斗16号」函館行き。さっき着いた特急「スーパーおおぞら6号」からこちらのホームに移ってきた人も多く、ホームの各乗車口はどこも列ができています。

 道内を列車で移動するのは実に久しぶりなので、車窓の景色を楽しみながらのんびり行こうと、普通車指定席を用意していたので、1号車に乗り込み、指定された10番A席に座ろうとしてみると、まずとにかく車内はぎっしり満席。しかも、僕の席は外国人ファミリーに囲まれていました。中南米系とおぼしき子連れファミリーで、特に僕の隣の席に座っているお父さんは巨漢でとにかくデカイ。僕は窓側に体を寄せるようにしてちんまりと座る感じにならざるを得ず、なんだか窮屈。しかも、噴火湾の海を眺められる進行方向左側ではなく、山ビューが基本の右側席。これではとても「車窓を楽しみながら駅弁でも」という雰囲気ではない。なんとなくお盆期間中であることを失念していた。この時期、長距離列車に乗って楽しく汽車旅なんて期待しない方がいいですね……

イメージ 1 ▲札幌方から入ってきた函館行き特急「スーパー北斗16号」。

イメージ 5 ▲今も巻き取り式なのがうれしいドア脇の行き先表示幕。

 そんなわけで、「スーパー北斗16号」は窮屈なのを耐えながらの単なる移動手段と化し、基本は爆睡して終わってしまいました。

 ただし!特急「スーパー北斗」の旅が今までと違うのは、今回初めて、新函館北斗で下車するということであります!

 北海道新幹線新青森~新函館北斗間が開業して以降、新青森~新函館北斗間だけの移動だと、在来線時代より運賃料金が高くなり、函館市の中心部へ行くには更に乗り換えが必要で、しかも「新函館北斗」って何よこのネーミング(「新」をつけたいなら「新函館」だけでいいし、「北斗」をつけたいなら「函館北斗」または「北斗函館」だけでいいのに、両方やっちゃったもんだから、ひどい駅名になったと思う。語の構成としては「新函館・北斗」なのだろうが、駅や車内のアナウンスを聞くと、知らない人の耳には「新・函館北斗」に聞こえ、昔から「函館北斗」という駅があり、それとは別に新幹線の駅が新しくできたんだなあと思われていると思う。)、ということで、アンチ北海道新幹線になってしまい、開業後1度だけ北海道へ行く機会があった2016年の夏には、「津軽海峡フェリー」で函館から青森へ戻りました(そのときの記事はコチラ。)。

イメージ 3 ▲18:09、「スーパー北斗16号」は新函館北斗駅2番線に到着。

イメージ 4 ▲初めて下車します、新函館北斗駅。前は渡島大野駅だったのだが。

 走り去る「スーパー北斗16号」を見送って、初体験の新幹線への乗継へと進みます。

 在来線の1/2番線ホームからは、同一平面にある新幹線の11番線ホームと、のりかえ改札口でつながっているので、階段の上り下りをすることなく新幹線へのりかえることができて便利です。

 と思って、その改札口を通って11番線ホームに出てみたところ、その長いホームには、何もナイ。しかもホーム幅が狭い。とてもこんなところで待っていられない。同一平面でのりかえられて、改札を抜けた向こうにもう列車が停まっていて乗車できるならいいですが、それができないなら、出発までの時間をもてあましますね。将来、新幹線が札幌方面へ延伸されれば、ここはただの通過駅になるので、駅舎施設としてはこんなものでいいのでしょうけれど、それにしても殺伐としすぎな印象。まだ時間はあるので、階上のコンコースへ上がってみることにしようっと。

イメージ 6 ▲走り去る「スーパー北斗16号」。僕も函館市内へ行ってのんびりしたいよ。

イメージ 7 ▲在来線の方の駅名標。渡島大野のままでいいやんなあ。