毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

やっぱりサッポロ・クラシック(2017年月イチ日本・夏休み編;その13)

イメージ 1 ▲新得町で育てられている「十勝彩美牛」、ウマイ。焼き目がたまらん。

 2017年8月13日、〆めの釜飯。

 定山渓温泉「花もみじ」のお部屋での夕食が続いています。

 鉄板に火が入り、「火の物」として「彩美牛のステーキ」を焼く時間になりました。「彩美牛」、「さいびぎゅう」と読むそうです。牛肉の「彩美」ブランドは、黒毛和牛(肉牛) と ホルスタイン (乳牛)の交雑種で、「九州彩美牛」、「十勝彩美牛」、「奥州彩美牛(産地:青森県・岩手県)」があり、「十勝彩美牛」は大雪山系と日高山脈のふもと新得町で、豊かな自然ときれいな水で育てられているそうです。これを、アスパラガス、シイタケ、タマネギなどとともに鉄板で焼き、焼き目がついてきたところで、タレにつけていただきますと、おお、オイシイ!

 これはやっぱりビールがほしくなるということで、北海道に来てビールを飲むとなればもちろん「サッポロ・クラシック」。北海道に来れば缶入りの「サッポロ・クラシック」はあちこちで買って飲めるけど、瓶ビールを飲めるのは旅館ならでは。ああおいしい。

イメージ 3 ▲北海道へ来たならぜひ飲みたい「サッポロ・クラシック」。瓶入りがいいね。

 煮物は、「ラドラーキンキオランダ煮 小茄子、ヤングコーン、インゲン」。もみじ麩も入ってますね。
 
 「ラドラーキンキ」ってなんだろうと思ったら、アラスカキンキとかアラスカキチジとかとも呼ばれるアラスカ海域でとれるキチジの仲間らしい。「オランダ煮」も聞いたことないが、長崎出島のオランダ人から伝わった江戸時代から食べられている食べ方だそうで、食材を油で揚げたり炒めた後に、醤油、みりん、ダシなどの調味料で煮て味付けた料理らしい。洋風揚げ浸しといったところでしょうか。甘じょっぱいつゆがたっぷり染みて、おいしいです~。

 と、このあたりから、ズワイガニと毛ガニの盛り合わせも食べるのに時間がかかるし、炊きあがるのに時間がかかる釜飯に火が入ります。どんな釜飯か、楽しみ~♪

イメージ 2 ▲「ラドラーキンキオランダ煮 小茄子、ヤングコーン、インゲン」+もみじ麩。味が染みてておいしい。

 カニもたっぷりといただいてそろそろ体が北海道になってきた頃、釜飯から湯気が上がってきて、めでたく完成。フタを開けてみると、なんとそれは、「蟹と帆立の釜飯」でした!ベビーホタテと蟹身、糸切り昆布、コーンと北海道づくしの具が入ってほっこりと炊きあがり、しゃもじでかきまぜるとお焦げもほどよく、見るからにおいしそう。これに香の物の五種盛りと鉄砲汁がついて、それまでのお料理の数々に既におなかいっぱいになっていたのをすっかり忘れて、炊きたての釜飯を完食してしまいました。

 デザートは、「白胡麻ブランマージュ」。ラズベリーやブルーベリーも載り、抹茶の層もあったりして、濃厚に、かつさっぱりと、おいしく食事を締めくくることができました。ごちそうさまー。

イメージ 4 ▲ほっこりと炊きあがった蟹と帆立の釜飯。これで1人分。

イメージ 5 ▲かきまぜると、おこげの具合もばっちり。糸切り昆布がいいお味を出すのよね。

イメージ 6 ▲香の物と鉄砲汁で、釜飯のごはんをたいらげます!

イメージ 7 ▲デザートは優しく「白胡麻ブランマージュ」。ごちそうさまでした!