毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

羽田空港、あさがお市みたい。(2017年月イチ日本・7月編;その19)

イメージ 2 ▲羽田空港国際線ターミナル「江戸小路」の夏の恒例、あさがお装飾が始まってました。

 2017年7月25日、カレー焼き鳥丼。

 長崎からのJAL610便を降りて無料連絡バスで国際線ターミナルへ移動し、16:50発の北京行きJL025便にチェックイン。出発まであと2時間弱時間があります。

 国際線ターミナルの4階「江戸小路」「広小路」「おこのみ横丁」あたりは、折しも毎年恒例のあさがお装飾を絶賛実施中。7月20日頃から9月上旬まで続けられるとのこと。簾や葦簀を立てて囲んだ縁台にあさがおの鉢をずらりと並べて、あさがお市のような趣に仕立ててあるのは、壮観であるとともに、まさにニッポンの夏といった感じ。これに更にニッポンの夏らしさを添えているのは、ずらりと吊り下げられた江戸風鈴。あさがおなどの柄が描かれたガラス製の外見が涼やかで、短冊には金魚のイラストなどが描かれていて夏らしく、ちん、ちん、という素朴な音が涼を誘います。浴衣を着て、あさがおと江戸風鈴に囲まれた縁台に腰掛けて、うちわ片手に冷たいビールでも飲んだら、これ以上のニッポンの夏はないでしょうなあ。

イメージ 1 ▲簾を立てた縁台がずらりと並んで、空港ターミナルビルの中とは思えない趣。

イメージ 3 ▲天井の葦簀から吊られているのは江戸風鈴。短冊にも金魚やあさがおなど夏らしいイラストが。

イメージ 4 ▲涼やかなガラスの外見と素朴な音色にしばし暑さを忘れます。

 これから乗るJAL025便も、ためたマイルでアップグレードしたので、出国審査と保安検査を済ませて、JALのSAKURA LOUNGEで出発までの時間を過ごします。まずは何をさておいても、大好きなJALオリジナルビーフカレーを食べなければ。あっ、なんと、この日は、カレーの隣に、焼き鳥丼の具も置いてある。これも濃い味でおいしいんですよね~。これは片方だけ食べるという選択肢はありませんので、一つのお皿にカレーも焼き鳥丼の具も、そして福神漬けもたっぷり載せてのあいがけ状態に。あっ、やばい、カレールーがお皿のふちからあふれそうだ!!

イメージ 5 ▲JALオリジナルビーフカレーと焼き鳥丼の具を両方載せてしまいました。

イメージ 6 ▲ルーがあふれそうなのが欲張りすぎてて見苦しい。焼き鳥丼のタレが濃厚でこれもまた美味い。

 羽田空港国際線ターミナルのJALサクララウンジはドリンクも充実してて、アルコール類もよりどりみどり。白ワインと一緒に氷の器に入れられて冷やしてある日本酒は2銘柄ありました。どちらも聞いたことのない銘柄。一つは「播州一献」。「播州」というからには兵庫のお酒でしょう。蔵元は兵庫県宍粟市の「山陽盃酒造」で、”播州産の米と水を使った播州のお酒を、一献どうぞ”という意味合いの銘柄だそうです。もう一つは「義侠」。これは愛知県愛西市佐屋町にある「山忠本家酒造」の銘柄。愛知の酒というのもちょっと珍しい。ラベルに「五百万石特別純米酒」「富山県なんと農業協同組合産米100%」とあります。「五百万石」は「山田錦」に次ぐ日本二大酒米の一つ。それが富山産だとあっては、よし、では「義侠」をいただくこととしましょう。

イメージ 7 ▲JALサクララウンジは、アルコール類も豊富。氷で冷やしてあるのは日本酒と白ワイン。

イメージ 8 ▲初めて見た銘柄「義侠」。富山南砺産の酒米100%使用ということなので、こちらをいただいてみよう。