毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

智頭急行線へ(2017年月イチ日本・7月編;その9)

イメージ 1 ▲上郡に到着した特急「スーパーいなば1号」。ここで進行方向が変わり、1号車が先頭に。

 2017年7月24日、進行方向転換。

 鳥取行き特急「スーパーいなば1号」は、定刻06:47に岡山を出発。1両ずつある普通車指定席車両と普通車自由席車両は、自由席車両の方が乗客が多いように見受けられます。指定席車両の乗客は10人ほどで、僕の隣席も空席のままでラクです。

 以前、初めて「スーパーいなば」に岡山から乗ったとき、「スーパーいなば」は上郡で進行方向が変わるので、シートは岡山出発時は逆向きにセットされているかなと思ってたんですが、実際にはちゃんと進行方向向きにセットされていたのがちょっと意外でした。岡山~上郡間は53.8kmもあり、約35分ほどかかり、かつての青函連絡特急「(スーパー)白鳥」のように新青森駅~青森駅のひと駅ぶんだけ進行方向が変わるわけではないので、上郡でシート転換をすることにしているのでしょう。

イメージ 2 ▲岡山から36分で、最初の停車駅・上郡に到着。

イメージ 3 ▲岡山方へ戻る感じで上郡を出るとすぐ、大きく右カーブを描いて、山陽本線から離れていきます。

 岡山から36分で、07:23に上郡駅に到着。ここから先は進行方向が変わるので、乗客はバタンバタンとシート転換にいそしみます。停車時間は2分。隣の1番線には、07:27発の上郡始発野洲行き快速738Tが停車中。終点野洲まで、195.2km、所要時間3時間28分のロングラン列車です。

 特急「スーパーいなば1号」は、進行方向を変えて、岡山方向へ向けて07:25に上郡を発車。すぐに大きく右へカーブへ切ると、左へ山陽本線の線路が分かれていきます。ここからは智頭急行線を走っていくことになります。

 智頭急行線に入って上郡の次の駅は「苔縄(こけなわ)」、その次は「河野原円心(こうのはらえんしん)」、ほかに「宮本武蔵(みやもとむさし)」、「恋山形(こいやまがた)」など、個性的な駅名が多い智頭急行線ですが、特急「スーパーはくと1号」の智頭急行線内の最初の停車駅は、佐用。佐用はJR姫新線の駅でもあり、2014年に初めて姫新線に乗ってここを通ったときのことが思い出されます(そのときの記事はコチラ。)。上りホームには、07:35に到着してこちらとの交換を待っていた倉吉始発京都行きの52D特急「スーパーはくと2号」が停車中で、07:38にこちらと同時発車です。

イメージ 4 ▲JR姫新線も通っている佐用駅に停車。お向かいは倉吉からの「スーパーはくと2号」。

イメージ 5 ▲平福駅で運転停車し、大原発上郡行き普通列車726Dと交換。

 佐用駅の隣駅・平福駅は特急の停まる駅ではないですが、ここでごく短時間運転停車。交換するのは大原発上郡行きの普通列車726Dです。次の停車駅は、大原。大原では、鳥取発岡山行き72D特急「スーパーいなば2号」と交換します。向こうの指定席車両は8割方座席が埋まっているようで、さすが朝イチの岡山への接続特急だなという感じ。

 その次の停車駅は智頭で、ここでJR因美線に合流し、若桜鉄道との分岐駅・郡家に停まれば、次は終点鳥取です。特急「スーパーいなば1号」は、岡山からの所要時間1時間51分で、08:38に鳥取に到着しました。降りて写真を撮ろうと思ったときには、トレインマーク表示は既に「回送」表示に変わっていたのがちと残念。

 それにしても鳥取、暑いです!!!

イメージ 6 ▲岡山から1時間51分で終点鳥取に到着した特急「スーパーいなば1号」。表示はもう「回送」に。

イメージ 7 ▲鳥取駅。柳の木が涼しげに見えるけど、実際はむちゃくちゃ暑いです。