毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

フィンランド湾を渡る(初欧州大陸はエストニア;その18)

イメージ 1 ▲タリン発ヘルシンキ行きAY108便には徒歩で搭乗。

 2017年7月11日、荷物は前に。

 これから乗るのは、14:50発のヘルシンキ行きAY108便。運航は「NoRRA」こと「Nordic Regional Airlines」で、機材はレジOH-ATJをつけたATR-72-500。徒歩で機側へ向かい、搭乗します。

 搭乗するのはなぜか後ろのドアからで、真っ白いベースに紺色で逆「C」マークが入った尾翼を見上げながら、短いタラップを上って搭乗します。この逆「C」マークは何を表しているのでしょうね。

 機内は2×2列シートでたいへん狭く、日本の国内線でこの機材なら、機内持ち込み荷物の大きさは厳しく制限されるところですが、この便の乗客は手に手に大きなバックパックやキャリーバッグを持って搭乗していて、機内の荷物の置き場探しに悪戦苦闘していて、なかなか搭乗が進まない。頭上の荷物入れのフタが閉まらなさそうなぐらいバキバキ押し込んだり、座席の下に無理矢理詰めて、収まりきらないのではみ出た荷物の上に足を載せて座っている乗客もいます。こんなんで飛んでいいのか?(笑)

イメージ 2 ▲NoRRA機の尾翼マークを見上げながら、後ろドアから搭乗。

 14:40、僕も搭乗し、15番A席に着席。どうにかこうにか全員着席し、14:46にドアクローズ。68席仕様の機内は満席で、日本人もかなりたくさん乗っています。夏のフィンランドやエストニアは日本人観光客の人気訪問地なんですね。

 14:51にエンジンが始動し、片方ずつプロペラが回り始めました。そして14:55にバックを始め、14:57にタキシング開始。プッシュバックされてる感じじゃないんですが、ATR72って自力でバックできるんですかね?

 そして15時ちょうど、RWY08から離陸し、すぐにフィンランド湾上空に出て、あれよあれよという間に、フィンランドの海岸線が見えてきます。ほんとに近くてすぐなんです。

イメージ 3 ▲離陸後、左にタリン北東のヴィイムシ(Viimsi)半島を見ながら上昇中。

イメージ 4 ▲左に見えるのはヘルシンキ近郊鉄道P・I系統の空港駅から5駅めの「マルティンラークソ(Martinlaakso)」駅。

イメージ 5 ▲ヘルシンキ空港着陸直前の風景。豊かな緑が広がって気持ちいいですね。

 ヘルシンキ・ヴァンター空港には、15:21にRWY04Rに着陸。飛行時間は21分でした。近い!

 15:25にスポットインするとプロペラが止まり、後ろのドアから降りてバスでターミナルへ移動します。大きな荷物を無理矢理詰め込んでいる人が多いので、取り出すのにまた時間がかかり、なかなか降りられません。

 降りながら見たところによれば、前のドアも開いているのが見えましたが、ここに託送荷物が搭載されているようです。たぶん乗り継ぎする人の荷物が多いと思われますが、ちゃんと次の便への積み替えをよろしくお願いしますね!

イメージ 6 ▲飛行時間わずか21分でヘルシンキに到着。バスでターミナルへ移動します。

イメージ 7 ▲託送荷物は前の方に積まれているようでした。乗り継ぎよろしく!