毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

ハニー・ビール(初欧州大陸はエストニア;その15)

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 ●写真1枚目 大きな木製のテーブルが並ぶ「Beer House」でまずはハニー・ビールで乾杯。
 ●写真2枚目 着席すると自動的に提供される「Leib」(黒パン)。
 ●写真3枚目 黒パンにズーム!エストニアの食前の祈りの言葉は「jätku leiba(パンがなくなりませんように)」。
 ●写真4枚目 さっぱり小エビのサラダ。
 ●写真5枚目 北欧と言えばサーモンといきたいところだが、ニシンも忘れてはいけません。
 ●写真6枚目 チキンのシーザーサラダ、うーん、見るからにおいしそう!
 ●写真7枚目 ちょっと濁ってるところも旨みの源泉。

 2017年7月10日、ドイツの面影色濃く。

 「猫井戸」がある「つるべ井戸の広場」から「Dunkri通り」を戻ると、その通りのまんなかへんにあるのが「Beer House」というレストラン。タリンは中世にハンザ同盟都市だったこともあり、ドイツの影響を強く長く受けているせいか、今もドイツ系のレストランがたくさんあります。「Beer House」はその代表格と言えるレストラン。店内はとーても広く、分厚くて大きな木のテーブルがずらりと並び、重厚な雰囲気の中を中世の衣装を着た気さくな店員さんたちが動き回っています。

 このレストランの最大の特徴は、店内でビールを醸造し、7種類のオリジナルビールを提供していることでしょう。中でもエストニアらしいおすすめビールは「ハニー・ビール」。オリジナルビールの一つ「Märzen Speziel」に地元産のハチミツを加えた、ほんのり甘くて香り高い「Medovar Honey」というビールです。アルコール度数は4.3~4.5%で、どんどん進んじゃいます。

 エストニアは、ロシア帝国やソ連に占領されていた歴史や地理的に東欧域だということもあり、食事のときには必ずと言っていいほど黒パンが出てきます。ロシア語で「хлеб」というやつですね。エストニア語では「Leib」というそうです。

 ここ「Beer House」でも、フォークとナイフ、調味料と爪楊枝が入った木箱に、スライスされた黒パンが入って自動的に提供されます。みっちりと密度が高く、酸味があり、ちょっとぼそぼそしていて、ビールをよく吸い込みます(笑)。

 今回、1週間ほどタリンに滞在しましたが、北欧の方に来てるなあと感じたのは、しょっちゅうニシンを食べる機会があったこと。ニシンと言えば日本では塩焼き、青森では身欠きニシンですが、こちらでは酢漬けが多い。酢漬けか、塩漬けのあと塩分を洗い流したものか、とにかくニシン、こちらでは毎日食べてました。なので、ここ「Beer House」でも、ビールのつまみにニシンをオーダー。たっぷりのタマネギとジャガイモとともにニシン登場です。

 それからエストニアでおいしいのは、肉類。とりわけポークがおいしいが、ビーフもチキンも全部いける。まずはチキンのシーザーサラダ、いってみよう。表面がこんがり焼けた身がつまって締まったチキンも、ビールによく合うぜ!