灌仏会に桃の花。
▲「灌仏会」の今日4月8日、瀋陽の桃の花は満開です。
今日4月8日は、うちのばあさんの誕生日ですが、世間一般的にはお釈迦様の誕生日ということで、これを祝う行事を「灌仏会(かんぶつえ)」、「仏生会(ぶっしょうえ)」などと申し、僕が通っていた幼稚園はお寺の幼稚園だったので、「花祭り」と称して、白い象の山車を退いて桜咲く近くの公園まで行進したものです。
そんな「花祭り」の今日、さっき、自宅のあるアパート群の敷地の中へ出てみると、桃の花が満開。中国大陸はアルカリ土壌の場所が多く桜の活着になじまないので、桜の木はほとんど見かけません。その代わり、桃の木はいたるところにあります。日本で桜が咲く季節には、中国では桃の花が咲き誇ります。
▲うちのアパートの敷地内には桃の木がいっぱい。
▲桃の花なのか桜の花なのかシロウトには区別がつかん(笑)。
うちのアパートの敷地の中にも桃の木がたくさん植えてあって、今がちょうど満開。桃の花と桜の花は僕みたいなシロウトにはほとんど区別がつかないけど、中国人たちが桃の花だと言っているのだから桃の花なのであろう(笑)。街の中へ出かけると、市内のいたるところに桃の木があって、今が盛り。白いのもピンクのもあるけれど、白い花が多いような気がします。
それと、先週まで枯れ木のままだった楊柳(しだれやなぎ)が芽吹いてました!楊柳が芽吹くと、ようやく訪れた春はますます駆け足の速度を上げて、一気に初夏の陽気へとなっていきます。もうあと数日もすれば芽がすぐに伸びて、楊柳の並木が緑色の霞をまとったようにぼんやりと見えるようになるのはなかなかみごとです。瀋陽ももうすっかり春ですね。
▲数日前まで枯れ木のままだった楊柳が気がついたら芽吹いていたよ。
▲あともう数日もすれば芽が伸びて、全体が緑の霞をまとったようになります。