毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

日が暮れない。(初欧州大陸はエストニア;その7)

イメージ 3 ▲19時ちょい前、ホテルの窓からタリンの旧市街が見渡せて、すてき。

 2017年7月5日、ここがタリン。

 入国審査がないのでスイスイと到着ロビーに出てタリンに第一歩を記し、ホテルへ移動。今回は、旧市街地から南側へちょっと下がったラヴァラ公演通りに面した「Radisson Blu Sky Hotel」。空港からは4km弱で、19時前にはチェックインできました。

 タリンの基礎知識ゼロでエストニアに来てしまったので何もわからないままとにかく部屋に入って荷物を置き、カーテンを開けると、おお!!まっすぐ向こうに海が見えます!さっきプロペラ機で渡ってきたフィンランド湾ですね!右の方に見えている大型客船は、タリンとヘルシンキとを2時間で結ぶフェリーでしょうか。

イメージ 1 ▲チェックインしたホテルの部屋からフィンランド湾が見えた!

 視線を左、つまり西の方へ移すと、おおお!!手前の方は普通のビルが建ち並んでいますが、その向こうには褐色の屋根が連なり、その合間から尖塔が突き出ているのが見えます。あのあたりがいわゆるタリンの旧市街なのでしょう。これからしばらく寝泊まりするホテルの窓からこんな中世ヨーロッパの風景が眺められるなんて、うれしいじゃないですか。

 突き出ている尖塔はなんだろうと調べてみると、いちばん高く見える尖塔は「聖ニコラス教会(Niguliste kirik)」のようですね。船乗りの守護聖人ニコラスに捧げられた教会で、1230年代にドイツ商人の居住区の中心に建てられたものらしい。その右奥は「聖母マリア大聖堂(Toomkirik)」でしょうか。1219年にデンマーク人がトームペア(タリンの山の手地区)を占領してすぐ建設した教会で、エストニア本土で最古の教会らしい。そして左奥のタマネギ屋根が4つ並んで見えるのは、「アレクサンドル・ネフスキー大聖堂」。1901年に当時の支配者帝政ロシアによって建てられたロシア正教の聖堂。えーー、タリンって、見どころ満載じゃないですか!

イメージ 2 ▲ホテルの窓から視線を少し左に移すと、奥の方に旧市街地が広がっているようです。

イメージ 4 ▲右は「聖ニコラス教会」の尖塔。奥は「アレクサンドル・ネフスキー大聖堂」。