いきなり遅延（初欧州大陸はエストニア；その1）

▲ゲートも二転三転し、結局3時間近く遅れた瀋陽発北京行きのCZ6109便。

　2017年7月4日、遅延弁当。

　アメリカ独立記念日のこの日、それとはまったくこれっぽっちも関係ないですが、僕はヨーロッパへと旅立つことになりました。ヨーロッパですよ、ヨーロッパ。

　ヨーロッパのどこへ行くにせよ、いずれにしても瀋陽からは欧州行きの飛行機は飛んでませんから、とにかくまずは北京に出ませんと。

　というわけで、その日の仕事を終えたあと、瀋陽桃仙空港にやってまいりました。19:30発のCZ6109便でこの日のうちにまずは北京へ出ようという心づもり。

▲やっと21番ゲートに飛行機が来たと思ったらそれは吉祥航空の飛行機だった。。＿|￣|○。

　この日の瀋陽はホレボレするような快晴のすばらしい天気。こんな日に飛行機が遅れることはあるまいと思って空港へ行ってみると、甘い甘い、まずまだ職場を出てない17時頃にメールが届き、一気に1時間15分遅れの20:45発に変更になったと。18時頃に空港に着いてみると、次は21:45発に変更になってるし。出発便案内を見ると、なぜか行き先に拘わらずほとんどの便が遅れているではないか。なぜだろう？

　CZ6109便は21番ゲートからの出発とのこと。でも、21番ゲート前に行ってみても、飛行機はスポットインしていない。20:36、やっと飛行機が入ってきたーと思ってよく見たら、それは吉祥航空の飛行機だった。折り返しで、もともと25番ゲートと案内が出ていた、この日の瀋陽桃仙空港出発の最終便、21:45発の南京行きHO1648便になるみたい。で、ふと気がついたら、我らがCZ6109便は24番ゲートに変更になっているではないか！でも、24番ゲートには、所定19:45発の寧波経由広州行き九元航空AQ1032便が停まっているけど？

▲21時になって、弁当が配られました！できたてで意外とおいしかったりして。

　そしてふと気がつくと、22:30発に変更になってるし……（泣）。もうこの日3回目の出発時刻変更ですよ。

　時間は21時。ここで、ついに弁当が配られました。24番ゲート前で、搭乗券を見せて弁当を受け取り、搭乗待合室のベンチで晩ごはん。玉子とキクラゲの炒め物、ハムとキュウリのサラダ、茹でた海老2尾、あまじょっぱく煮込んだ骨付きの鶏モモ肉、そして白いごはん。できたてでまだ温かく、意外にもおいしかったです！

　21:25発の北京行きCA1626便がほぼ定刻に出発していくのが見え、負けた＿|￣|○。CAにすればよかったと思ってももうあとのまつり。そして、再びゲート変更。今度は25番ゲートだってさ。

▲重慶から到着したCZ6404便が25番ゲートにスポットイン。

　弁当も食べ終え、なんとなくまったりしていると、ついに25番ゲートに飛行機が！

　これは、21:25に着陸した重慶からのCZ6404便。21:35にスポットインしたので、ほぼ定刻での運航です。これが折り返しで北京行きCZ6109便になるようです。機材はレジB-9931をつけたA320-200。CZ6109便はもともとA321での運航なので、機材も変更になるということですね。

　22:04にようやく搭乗が始まり、プレミアムエコノミークラス仕様になっている34番K席に着席。22:20にドアクローズになってみると、隣もその隣の席も空席のままで、全体として7割ほどの搭乗率。早く出る便に移った人もいるのかも。

▲瀋陽市中心部の夜景を見ながらようやく瀋陽空港を離陸。

　22:22にプッシュバックし、22:27にタキシング。そして22:35にRWY06から離陸してすぐにぐるりと旋回して針路を180度変更。右側には瀋陽市の中心部の夜景が広がり、この日の瀋陽が実によく晴れていることがわかります。

　機内では、ペットボトルの水が配られたほか、南方航空のロゴが入った小さい紙袋が配られます。中には、アルミホイルでくるんで加熱したホットドッグとバナナが一本、そして中国最強の漢方ドリンク「王老吉」の紙パック。さっきお弁当も配られて食べたけど、このホットドッグは実はけっこうおいしいので、食べてしまおう。

　北京空港には、23:33、RWY36Rにランディングし、33番ゲートに23:57にスポットイン。結局2時間47分遅れての到着になりました。この飛行機は折り返し所定22:10発の瀋陽行きCZ6110便に変身するようで、ゲートに表示された出発時刻は23:05になっていましたが、出発はたぶん1時近くになるでしょうね。

▲南方航空いつもの紙袋。

▲加熱したホットドッグ、バナナ1本、そして最強漢方ドリンク「王老吉」の紙パック。